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2025年10月2日木曜日

\2025年9月に映画館で観た映画~母になっても映画が観たい~/

 マンスリー観た映画☆2025年9月に映画館で観た映画は6本。8月に引き続きゆっくりペースな映画館訪問。ああシネマートもテアトル新宿も、武蔵野館もシネリーブルも新文芸坐もヒューマントラストシネマも遠くなってしまって辛い!けれど「愛はステロイド」「ふつうの子ども」という2025年ベスト級映画に出会えたのでモーマンタイ!

〇2019年に観た映画ベスト10!
〇2020年に観た映画ベスト10!
2021年に観た映画ベスト10!
2022年に観た映画ベスト10!
2023年に観た映画ベスト10!
2024年に見た映画ベスト10!
○2025年9月に観た映画6本
愛はステロイド
私たちが光と想うすべて
ふつうの子ども
遠い山なみの光
最後のピクニック
ザ・ザ・コルダのフェニキア計画

\愛はステロイド/

時間が合うからという理由だけで観たらめっちゃ面白かった!デミ・ムーア主演「サブスタンス」好き勢に是非お勧めしたい。サブスタンスからルッキズム比重を減らし(皆無ではないところもミソ)、ジェンダー間の圧倒的肉体の差とそこから生まれるジェンダーギャップ、家父長制まで盛り込まれている!父所有のトレーニングジムの雇われ支配人をしているルーはボディビル大会出場を目指しているジャッキーと出会い恋に落ちる(同性愛)。リスペクトしあう2人だがルーにはクソ夫(久しぶりに見た正真正銘クソ夫)からDVを受ける姉がいるし、どうやらその義兄とジャッキーに何かあったらしい…。ある日ひどいDVを受け姉が緊急搬送され、さらにクソな父親が出てきて、2人の愛の行方は…なんですがジャッキー役を元ボディビル選手が演じているからむちゃくちゃ説得力あって、暴力シーンもカッコいい!「ババヤガの夜」を思い出していたら作者王谷晶さんがトークショーも行っていたみたいで、行きたかった~!ルー役も田舎町で鬱屈としながら芯の強さを秘めている感じがめちゃいい…ちょっとウィノナ・ライダー似。「ステロイド」は作品内の大切なモチーフなんだけれどコノ邦題は…何でも愛をつけたがるクソ邦題と思ったら80年代っぽさを出しているのやも。原題Love Lies Bleedingは紐鶏頭(ひもげいとう)の花「愛は血を流して嘘をつく」ですって!カッコいい…のに、最後爆笑できるんで是非!
【映画.comより】
1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためラスベガスへ向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーと運命的な出会いを果たし恋に落ちる。しかしルーは、街の裏社会を仕切り凶悪な犯罪を繰り返す父親や、夫からDVを受けている姉など、家族にさまざまな問題を抱えていた。そんなルーをかばおうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網へと引きずりこまれていく。父親を嫌悪しながらもその影響下から抜け出せないルーをスチュワート、彼女のパートナーとなるボディビルダーのジャッキーをオブライアン、圧倒的な力を持つルーの父親をエド・ハリスが演じ、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフが共演。「セイント・モード 狂信」のローズ・グラス監督がメガホンをとり、ノワール、ラブストーリー、スリラー、ユーモアなど多様なジャンルを横断しながら、大胆で示唆に富んだストーリーテリングと刺激的な演出で描き出す。


\私たちが光と想うすべて/

公開時期を逃し、諦めていたのを川越スカラ座で上映!ありがたく鑑賞!なんて繊細で美しくて、そしてちょっと古臭くて(いい意味で)、もの悲しさの中にあるかすかな光を古い映画館川越スカラ座で観ることができてよかった!インドの都会ムンバイで看護師をする真面目で仕事熱心なプラバと若くてイマドキ(!?)の奔放なアヌはルームシェアをしている。手に職があり大事な役割を果たしながらも生活は苦しそうなのが見て取れる。同居しながらも性格、年代の差で理解し合えない2人は時に衝突しながらも、病院の食堂で働くパルヴァディが立ち退きで田舎の村に帰るのを一緒に見送る。同じインドでも都会と田舎で大違い、光、海の美しさ、人々とのちょっとしたやりとりで仕事への誇りを取り戻し、お互いの差異を受け入れられなくとも、ただ認められる。冒頭の人でごった返すムンバイの中での人々のナレーションがドキュメンタリーのようであったり、にぎやかなのにどこか暗くて人の顔が区別つかない感じだったり…その中に徐々に差し込む光、エピソードがとにかく繊細!カンヌでグランプリも納得だし、同じ年のパルム・ドールが「ANORA アノーラ」というのが両極端でありながら女性が立ち上がる映画で面白い。
【映画.comより】
ムンバイで働く看護師プラバと年下の同僚アヌはルームメイトだが、真面目なプラバと陽気なアヌの間には心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したものの、ドイツで仕事を見つけた夫からはずっと連絡がない。一方、アヌにはイスラム教徒の恋人がいるが、親に知られたら大反対されることがわかりきっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァディが高層ビル建築のために自宅から立ち退きを迫られ、故郷である海辺の村へ帰ることになる。ひとりで生きていくという彼女を村まで見送る旅に出たプラバとアヌは、神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、それぞれの人生を変えようと決意するきっかけとなる、ある出来事に遭遇する。

\ふつうの子ども/
MYベスト綾野剛、ベスト菅田将暉、ベスト池脇千鶴を輩出した「そこのみにて光輝く」の呉美保監督、しかも「きみはいい子」で子どもの描き方も間違いないので信頼しかない作品だったけれど、またも予想の斜め上いってくれたわー!最高!まずドキュメンタリー!?って思うぐらい自然な子どもたちの姿。スマホもタブレットも大人顔負けにあやつるけれど、虫探しに夢中になったり、勉強わからなくて白目になっちゃう子どもらしい一面も。何より主役の唯士を演じる嶋田鉄太くんが最高(LOVE LIFEの子役とは!大きくなってる)!めっちゃ素朴で素直で初恋わかりやす過ぎる🤣グレタ(もどき)に影響を受けて環境問題に関心を持ち、大人(担任教師)に食ってかかる心愛ちゃんにすっかり惚れ込んでしまう。が、クラスのちょい問題児陽斗がライバルとして立ちはだかり「行動起こせよ」と…そして子どもじみた行動が見過ごせないことに…。ここで登場するのが心愛のお母さん役の瀧内公美!怖い役やらせたら右に出るものいないけれど、コノ怖さ…よくぞこの役を引き受けてくれたなー🤣いや、瀧内公美でなければ成立しない種類のモンスターペアレント恐怖!社会的に言ってめっちゃ常識人。「うちの子に限って!」なんて泣き言言わずによそ様の前で堂々と叱咤(いきすぎなんだが)一方、よそのおうちの乳幼児には猫なで声で対応。めちゃ怖いやん。出番少ないのにベスト瀧内公美も輩出したよね。そしてその陰にかすみがちだし、公式サイトキャストにも名前出てなくて調べまくっちゃった…大切な話し合いの場にも幼い下の子どもたちを連れてきて陽斗を「お兄ちゃん」という属性で呼び続ける母親役の浅野千鶴さんもめちゃくちゃ実在感あったわー!これまた今年ベスト級映画出ちゃいました!
【映画.comより】
10歳の小学4年生・上田唯士は両親と3人家族で、おなかが空いたらごはんを食べる、ごくふつうの男の子。最近は、同じクラスの三宅心愛のことが気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも物怖じせず声をあげる心愛に近づこうと奮闘する唯士だったが、彼女はクラスの問題児・橋本陽斗にひかれている様子。そんな3人が心愛の提案で始めた“環境活動”は、次第に親たちも巻き込む大騒動へと発展していく。


\遠い山なみの光/
もっと話題になってもいい力作!1952年戦争、原爆の影がまだ残る長崎と1980年代のイギリスが舞台。被曝をまぬがれた元教師の悦子は第1子を妊娠中。当時はハイカラであったろう団地に住む(原作では社宅のよう…イメージ変更)。夫の父親であり元の上司(校長/三浦友和)が泊りがけでやってくるという。家事の合間に団地の窓からのぞくと川岸のバラック小屋にアメリカ兵を連れ込む同世代の女性佐知子を見つけ気になる。スマホもコスパやタイパという言葉もない時代の日本語、長崎弁が美しい!話すテンポがいい。演技派と言われる二階堂ふみ(佐知子役)はもちろん、広瀬すずももっと評価されるといいと思う!三浦友和(舅役)という大俳優と渡り合う姿は原節子ばりの美しさ(大げさ!?)!そして後年を吉田羊が演じていて最初は「え?似てないやん」と思っていたのに話が進むにつれ、横顔とかもう同一人物!役者ってすごいなー!長崎の美しい景色と日の光に、イギリスの田舎の風景にうっとりするけれど、紛れもない戦争映画。日本の絆とか色々言われているけれど確かにあった被爆者差別、軍国主義や実際に線地に赴いた世代の苦しみ(父子関係に及ぶ/ここら辺の三浦友和の演技がまたすごい)女性の生きづらさ…。カズオ・イシグロの原作がAudibleに入っているので早速聴いているところ!映画から入ってよかった!
【映画.comより】
1980年代、イギリス。日本人の母とイギリス人の父の間に生まれロンドンで暮らすニキは、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉が亡くなって以来疎遠になっていた実家を訪れる。そこでは夫と長女を亡くした母・悦子が、思い出の詰まった家にひとり暮らしていた。かつて長崎で原爆を経験した悦子は戦後イギリスに渡ったが、ニキは母の過去について聞いたことがない。悦子はニキと数日間を一緒に過ごすなかで、近頃よく見るという夢の内容を語りはじめる。それは悦子が1950年代の長崎で知り合った佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった。


\最後のピクニック/
韓国の母&祖母といえばのナ・ムニとキム・ヨンオクが共演ということで楽しみに!実生活でもとても仲良しらしく…きっと厳しい芸能界の中で2人で手を取り合ってきたんだろうなーという息の合い方。ウンシムは息子の事業の失敗で金をせびられるのが嫌で嫁の母親であり、幼馴染で親友のグムスンとソウルから故郷の南海(ナメ/地図で観たら韓国の一番下)に60年ぶりに帰郷。美しい故郷はリゾート開発の反対運動が起きているし、息子はこんな風に育てたお母さんが悪いって言ってくるし、60年経っても「なんで帰ってきた!?」と文句言う奴いるし、ホンワカ系と思ったら意外と深刻。一方、時代性もあってめちゃくちゃ口悪く罵り合いながらも仲の良い二人が面白くて!グムスンがしんどい体をおして、ソウルまでやってきた理由は高齢者たちが触れたがらない圧倒的リアルで…。よくぞ演じてくださった!人生の最期くらい、自分の思うままに、大好きな人(ここで親友っていうのがよき)と選ばせてほしい。そのためには最期まで自分で判断できたら…ということは認知症にならないための一番の方法=長生きしないこと…ぐるぐる考えてしまう。
【映画.comより】
大都会ソウルで息子家族と暮らすウンシムは、「宝島」と呼ばれる海沿いの町・南海(ナメ)に60年ぶりに帰郷し、親友グムスンのもとに身を寄せる。かつてウンシムに思いを寄せていたテホも交えて昔を懐かしみ、3人は和気あいあいとした日々を過ごす。忘れていた記憶をひとつずつ思い出し、懐かしさに心を躍らせるウンシムだったが、彼女が長年この地を離れていたのにはある理由があった。16歳の時に彼女の未来を決定的に変えてしまった出来事と、波乱に満ちた人生が明かされ、互いの現在を知ったウンシムとグムスンは、美しい花が咲き誇る草原へ最後のピクニックに出かけ、生まれ変わってもまた友だちになることを誓う。


\ザ・ザ・コルダのフェニキア計画/
左右対称な構図、カラフルな色彩…独特でとびっきりオサレなウェス・アンダーソン映画にケイト・ウィンスレットの娘ミア・スレアプレトンが悪徳大富豪ザ・ザ・コルダに見切りをつけた修道女役で初登場!無愛想で顔&身体全てから不満があふれ出るサマはさすが親子だわー!6度の暗殺をくぐりぬけ生き延びるザザコルダがどこかチャーミングで一緒に行動するうちに許し、応援するように。そうはいってもうさん臭さが消えないザザコルダと娘の最後がグッときてアンダーソン映画なのに涙が!
【映画.comより】
独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国フェニキア。6度の暗殺未遂を生き延びたヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダは、フェニキア全域におよぶインフラを整備する大プロジェクト「フェニキア計画」を画策していた。成功すれば、今後150年にわたり毎年ザ・ザに利益が入ってくる。しかし妨害により赤字が拡大し、30年かけて練り上げてきた計画が危機に陥ってしまう。ザ・ザは資金調達のため、疎遠になっていた娘で後継人の修道女リーズルとともに、フェニキア全土を横断する旅に出るが……。



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9/24(水)10:00-11:00 柴崎にじのいろ保育園 終了しました。
10/1(水)9:45-10:45 大泉にじのいろ保育園 終了しました。
10/7(火)10:00-11:00 にじのいろ保育園(府中市是政)https://x.gd/esi79

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