3年前の三女保育園卒園式に続き、四女卒園でも謝辞を読みました。一人は必ずやろうと思っていたものの(保育園には感謝しかない!)2回もやるとは思わず、「どうやって書くんだっけ?」とググったら、自分の過去ブログがヒットするという。しかも毎年コノ時期になるとアクセス数が急増しているということも判明(笑)。
保護者としての入学式や卒業式も経験を重ね、子ども達の声も聞き(長すぎて退屈なんだよね~。マジ、うざいとかw)読み方も試行錯誤してみました(仕事が役に立ったよ)。ちなみに謝辞担当には過去の謝辞(右下)を貸してもらえます!
自明の理ですが、すごく大事なので改めて。卒園児をお祝いする言葉ではなく、園長先生、先生方(保育士)、栄養士、調理師、看護師などなどに対して、お礼の言葉を伝えます。
◎5分程度でおさまる文章量1000~1200字。
園児たちも飽かずに聴ける時間が大事。下のお子さん、赤ちゃんが一緒のことも多いので時間は守れるように、5分で読み上げられる量です。実際に書いてみたら今回は1300字、ちょうど5分程におさまりました。
◎耳で聞いて、簡易な言葉
園児たちが一番最前列で、一生懸命聞いているので、彼・彼女らが飽きないようにw。音読みではなく訓読みの言葉を使い、聞いて意味がわかるように。
◎具体的で、かつ個人的過ぎないエピソードの盛り込み
行事での成長エピソードはわかりやすいのですが、保育園は生活もともにしていくので、日常のエピソードも半分盛り込みました。その中に調理師さん等への感謝の言葉も。
◎式辞用紙の準備忘れずに!!
アマゾンで購入(下記↓)。今はプリントアウトするタイプもありますよ。
◎清書の時間を忘れずに!
手書きも、筆ペン書きも久しくやっておらず!!時間かかります。でもバタバタしておりまして、結局前日に清書(-_-;)。でも写経の心境で清書しながら、十分泣いたので本番は泣かずに済みましたw。
◎読み方!超抑揚をつけて!
中高生の子ども達から「卒業式のアノ長いやつ超退屈ーーー!」と散々っぱら聞かせられまして(確かに中学校となると挨拶多すぎるわな)短く、簡潔にとは思いましたが、もう一つ飽きさせないためには抑揚なのかと。感情をこめて読む!淡々と…いや粛々と進むから眠くなってしまうわけなんです。
でもこれって意外とスキルのいることなので(私は好きなんですが)、誰にでもすぐに取り入れられる手法としての抑揚のつけ方は(1)緩急をつける(大事&伝えたいところはゆっくり、どうでもいいことwは速く)(2)声の大小を使い分ける。これを意識するだけでも全然聞こえ方が変わります。
私は当日、喉を痛めていたので壇上に立ったらまずは園児におめでとうと「大役を担っているのに、喉を痛めてお聞き苦しいかも」とお伝えしました。そんなことをしているうちに自分の緊張もほぐれます。仕事柄人前で話すのは慣れているはずなんですが、かわいいかわいい年長さん達がこの日のために練習を重ね、緊張した面持ちで身を乗り出して聞いているので、意外と圧を感じますよ(笑)。
桜のつぼみも膨らんで春の訪れを告げる今日の佳き日に、
第六十六回卒園式を迎えられますこと、園長先生をはじめ
諸先生方また職員の皆様には、深く感謝し、保護者を代表
して心より御礼申し上げます。
思い起こせば、十三年前、真新しい園服と帽子に身をつ
つんだ長女と手をつなぎ、抱っこ紐に二女を抱っこし、門
をくぐった時は、これから始まる育児と仕事の両立に不安
を抱えていました。心の支えになったのは園長先生の「保
育園はお母さんが働くためではなく、子ども達が健全に育
つための場所です」という言葉でした。
お迎えに間に合うように、駆けつける日々でしたが先生
方の「おかえりなさい」という言葉、そんな先生たちに抱
っこされたり、小さな子をお世話しながら待っていた子ど
もたちの笑顔に、励まされる毎日でした。子どもたちの園
での様子を詳細にお伝えくださる保育ノートには、家庭で
は見られないお友達と交流する中で成長し続ける頼もしい
姿の数々。折に触れ読み返す宝物です。幼児組進級に伴い、
保育ノートがなくなるのを寂しく感じていたところ、先生
方のおっしゃる通り、子どもが自分の口で、園での様子を
教えてくれるようになりました。子どものもつ力を信じて
待つことも、先生方に教えていただきました。
保育園の生活に慣れた子どもたちは、行事ごとに大きく
成長しました。春の遠足では広い豊島園のグラウンドで親
子競技を楽しみました。秋の運動会ではいつもと違う様子
にとまどい、はしゃぎ、大泣きしていた〇組、〇組、〇組。
あのころ、とても立派なお兄さん、お姉さんに見えていた
〇組、〇組、〇組の様子。毎日練習を重ね、達成した逆上
がりと、足の皮がすりむけるるまで挑戦し続けた竹馬。三
段ピラミッドは何度も諦めず、やり直す姿に成長を感じ、
手に汗を握り、目には涙が溢れました。
お遊戯会では幕が開き保護者の顔を見た途端、号泣した
り、逆に張り切る子どもたちにドキドキし、そんな子ども
達を定位置に立たせ、影武者のように指導してくださる先
生方の姿に心和んだ乳児期。〇組のセリフ劇では練習を重
ね、大きな声でハキハキとセリフを語ることができました。
着物を着て踊る女の子たちの美しい姿、髪型までキリっと
揃えてジャンプする男の子達の凛々しい姿は乳児の頃から
憧れ続けていたものでした。
日々の生活の中でも、季節や日本の伝統を重んじた手作
りのご飯、子ども達を楽しませるリクエストメニュー、毎
日親子で見本のご飯を見るのが楽しみでした。お当番では
乳児組のお昼寝やお着替えのお手伝いに行くことが、お兄
さん、お姉さんとしての自覚につながり、小さな子たちに
優しく接する気持ちが育まれました。
〇〇保育園に通う子ども達の「美しい心」「強い体」のお
かげで不安の多かった子育てが楽しく、豊かになりました。
人間形成の大切な時期に、ひとりひとりと向き合い、優し
く、時に厳しくご指導くださった先生方のおかげです。私
たちも先生方の伴走のおかげで、保護者として成長できた
ことを心より感謝いたします。
本日は〇組のお友達、保護者の皆様には盛大にお送りい
ただき、誠にありがとうございす。
最後になりましたが、園長先生をはじめ、諸先生方のご健
康と〇〇保育園の益々のご発展をお祈りいたしまして、お
礼の言葉とさせていただきます。
平成三十一年 三月二十三日
第六十六回卒園児保護者代表
吉田紫磨子
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