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2025年7月8日火曜日

7/8\朝活バランスボール部1224回*朝活母たち夏のお楽しみ&ババヤガの夜/

朝活バランスボール部」2025年7月コース7日(通算1224回)目15名で弾みました!点呼チャレンジに本日はけーちゃんが名乗り上げてくれました🥰エクササイズポイントはバランスチェック!エクササイズ全体を通して肩回りで踏ん張ってしまわない様に、腹筋群をしっかり発揮できるようにエクササイズ導入部分でチェックします。でもね~、肩に力入っちゃうんですよ💦息も止めちゃうんですよ💦まずはリラックス!でも気合でできないのがリラックス。というわけで強制的に肩回りリラックスできる手法をお伝えしています。

けーちゃんからは「この夏の楽しみ教えて!」点呼でした。
◍大阪万博行くよ!
◍沖縄に行く:2票
◍息子と2人旅!戦国時代好きだからお城めぐり
◍初四国!初愛媛!…仕事だけれどね
◍子どもが卒業した保育園にお話会をしに行けることに
◍大阪旅行、佐賀出張
◍夏休み親子イベント色々申し込んでる
◍息子の吹奏楽部大会。他の学校の演奏を聞くのも楽しみ
◍北海道も暑くてうんざりだけど花火大会がある
◍お祭り
◍子どもの吹奏楽部!地区大会ゴールドとれて県大会進出
みんなのお楽しみ聞いてたら、どこか行きたい欲がムクムク🥰部活の大会とか応援行きたいな~(高1三女は帰宅部、中1四女は美術部のため大会応援などは無し…)そして混んでいないところ…新しい地元で散策してみようと思います!

\ババヤガの夜/
日本人初の英ダガー賞受賞おめでとうございます!ということで再読!やはり更に素晴らしい。たくさんの人に読んでほしい。
暴力を生きがいとする新道依子は、暴力団会長の一人娘の護衛を任される。…というあらすじからわかるように暴力描写がすごい。だから躊躇してしまうのもわかるし、私だって得意ではないんですが、文章だけでこんなにも痛がらせるって、言葉の底力を感じさせる表現力。たった192ページに凝縮に収められているんです!(国宝は800ページ😲)マドレボニータでは産後女性を「ママ」とは呼ばない。その人には名前があるから。誰かの妻、誰かのお母さんではないその人があるから。だからこそアイデンティティに揺らぐ産後女性に読んでほしい!人と人との関係性まで考えさせられる名作かと言って堅い内容でなくて、ミスリードさせるサスペンスフルな展開も面白くて一気読み間違いないですよ☆
以下ちょこっと引用。
「人は誰かと誰かが一緒にいることに名前をつけないと不安になるらしい。だからその目を欺くため、その目に合わせて二人の名前を変えてきた。」

「男に見えるものと女に見えるものが一緒にいれば、すなわちそれは夫婦とみられる。カタにはまった世の中ほど騙しやすい。一度カタにはまったふりをしてしまえば、誰も新道と尚子が本当は何なのか、どういう人間なのか、気にかけない。」

「けれどその動機も感情もまた、名前をつけられない。愛ではない。愛していないから憎みもしない。憎んでいないから、一緒にいられる。今日も、明日も、来年も、おそらく死ぬまで。」
受賞にあたってのスピーチも素晴らしかったので、一部引用!
「私はミステリ専門の作家ではありません。様々な種類の作品を書きます。日本では作品と作家は細かくジャンル分けされているので、私は曖昧な作家と思われています。曖昧であることは私の作家としてのテーマそのものです。自分の曖昧さを受け入れ、他人の曖昧さを認めることが世の中をよりよくすると信じています。この作品の主人公たちも、はっきりとラベリングできない関係と人生を手に入れます。これは何よりも私が読みたかった要素です」

「私はバイオレンスフィクションの愛好家ほど、よりさらに現実世界の平和を願い行動しなければいけないと思っています。リアルの暴力が溢れている世界では、フィクションの暴力は生きていけません。歴史が物語っています。」

「これからも首無し死体やパーティでの毒殺を楽しむためにも、今回頂いた栄誉を、世界の平和のために少しでも役立てたいと思います。」
いやー、素晴らしすぎてほぼ全文だけれど🤣!とにかくおめでとうございます!

🔴朝活バランスボール部🔴

▼6/30月&7/1火朝活バランスボール部無料体験入部▼
https://www.facebook.com/yoshida.shimako/posts/24232266209711706
▼朝活バランスボール部2025年7月コースお申込み(1か月&3か月)▼
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🔴朝活バランスボール部OG会🔴

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🔴オンラインバランススボール🔴
おうちでバランスボール&骨盤ケア 7/10(木)AM9:30-10:20
毎週木曜日開催。
【お申込み】https://airrsv.net/shimang/calendar
SNSのDMでもお申込み可能です。

🔴単発講座・イベント🔴
9/6(土)パルティとちぎ男女共同参画センター講座
9/10(水)南大泉にじのいろ保育園 ママのボディケア講座
9/24(水)柴崎にじのいろ保育園 ママのボディケア講座
10/1
(水)大泉にじのいろ保育園 ママのボディケア講座
10/7(火)にじのいろ保育園(府中市是政) ママのボディケア講座



2022年5月6日金曜日

\脳を進化させたママの発明品*すごい司書の仕事!/

先週親友のお父さん(83歳)に美味しいサラダをごちそうになりながら、産後ケアの仕事をしている私に読んでほしいという本を紹介してもらった。「人類が何かを発明したって言う話がたくさん載ってるんだよ。その中でいちばん最初に載っているのが、”若い母親”があるものを発明した話。火より先に何を発明したか?

答えは「抱っこ紐」!抱っこ紐のお陰で人間は食料を得ることができた。なにせ人間の赤ちゃんは馬や鹿のように生まれて早々歩けないし、チンパンジーのようにしっかりしがみつくこともできない。一人で逃げられない人間の赤ん坊をいつ敵が襲ってくるかもしれない穴倉に放置して食料採取に行けない。そこで≪ママ≫が発明したのが抱っこ紐。しかもそれを奇異の目で見るのではなく真似て導入し出すのが≪ママ友≫らしい!
※ちなみに私は普段ママという呼称を使わないんだけれど、本書の中では300万年前の「アウストラロピテクス」の若い母親を≪ママ≫と命名している。

人間と他の動物が違うところは2足歩行!しかし2足歩行により人間の骨盤は他の動物にくらべ狭くなる。その上、他の動物より大きな脳=頭を持つ赤ん坊を出産する。だから胎内で未成熟のまま(頭が小さいうちに)早めに出産しなければならない。生まれてからもしばらくは未成熟。2足歩行でありながら、未成熟の赤ちゃんを四六時中お世話するには両手がふさがってしまう。それを解決したのが「抱っこ紐」の発明(ツタ等を利用?)。

「抱っこ紐」は《ママ》の負担を軽くしただけでなく、脳が大きくなるを制限を取っ払った!他にも次の妊娠を可能にしたり…!抱っこ紐…すごい!育児期は防災用品の中に抱っこ紐にも利用できる紐(さらし等)を必ず入れるように、親になってから初めて知った知恵だけれど、太古から人間の進化をつかさどってたのねー。

…ところが困ったことに、お父さんが本の名前うろ覚えで(笑)「だれかが何かを発明したような話がイッパイ載ってるんだよ~」…そんな時はこの人に頼らなくては!!

『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』(朝活文庫にあるよ~)

 こんな事例の百戦錬磨=司書さん!朝活バランスボール部には「こんな内容の絵本なんだけど、タイトルわからないー!」っていうお悩みを続々解決してくれる図書館司書がいるのです(誇)!打ち上げでは子ども達にわらべ歌も教えてくれるゆかこお姉さん!というわけで、早速私も打ち上げの席で(笑)「だれかが何かを発明したような話がイッパイ載ってる本」をリクエストしたら、数日で回答が!

『人類の歴史をつくった17の大発見; 先史時代の名もなき天才たち』
早速Amazonで入手できました~!≪ママ≫もすごいし、司書もすごい!両方合わさると、さらにすごい~!…kindleで購入したけれど、朝活文庫用に本も入庫しようかしら!?他にも抗生物質はおろか、医学上のどんな発見よりも「石鹸」が、より多くの命を救ったという話(よしながふみさんの「大奥」にも出てくる!)等、雑学本のようにサラッと、しかし続きが気になる文体で紹介されている!

明日は土曜日ですが朝活バランスボール部体験入部をおこないます💛ちょっとゆっくり6時からなら起きれそうという方、通常モードに戻していきたい方、あすだけでもどうぞ。

▼5/7土6:00-朝活バランスボール部無料体験入部▼
https://www.facebook.com/yoshida.shimako/posts/5368805136484431

▼朝活バランスボール部5月コースお申込み▼

🔴産後ケア教室(赤羽・吉祥寺)🔴
●産後ケア教室吉祥寺【5月コース】11,18,25,6/1(水)10:30-12:30 定員になりました※2021/11/3 
●産後ケア教室吉祥寺【6月コース】8,15,22,29(水)10:30-12:30 受付スタート!※2021/12/1
※赤字の日付以降生まれのお子さんは4回を通してご同伴いただけます。
【詳細】http://dailyshimang.blogspot.com/p/10001200-1204-6-81522291000-1200-7.html
【お申し込みフォーム】https://www.madrebonita.jp/programs/class-care/classrooms?utf8=%E2%9C%93&instructor_id=6

おうちでバランスボール&骨盤ケア(木)9:30-10:20 →次回5/12開催します!
【上記講座のお申込み】Facebookでつながりのある方はメッセンジャーでお申込み可能です。https://airrsv.net/shimang/calendar

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2021年5月23日日曜日

\種の保存にあらがうとは…『娘について』/

 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を議論した自民党会合で、簗和生・元国土交通政務官(42)が「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」という発言、他異論も相次ぎ了承が見送られた。(朝日新聞5/21

このニュースに血の気が引く、背筋が凍る思いがした。1年延期したオリンピック・パラリンピックで世界の選手を呼ぼうとしている国の実情。しかも42歳という若い世代(問題発言の森喜朗の半分の年齢…)がこの考え方って…レイプによる妊娠まで種の保存として正当化されかねない。いっそのこと全責任負ってほしいぐらいだ。種の保存のためにだけ人は生存するのか?種の保存のためではない行為は人の営みにあらずか?あらがうとは何か?

どうか諦めずに想像をめぐらして、考えてほしい。『娘について』キム・ヘジン (著), 古川 綾子 (翻訳)という本が一助になると思うのでおススメします(届かないと思うけどw)。


(帯より)私の育て方が悪かったんですよね
「普通」の幸せに背を向ける娘にいらだつ「私」。
ありのままの自分を認めてと訴える「娘」と、その「彼女」。
ひりひりするような三人の共同生活に、やがて、いくつかの事件が起こる。

同性愛で高学歴ワーキングプア(大学の非常勤講師)の30代の娘と彼女は住む家がなくなり母の家に転がり込む。早くに夫を亡くし、一人娘を苦労をして育てあげ、せまりくる老いに恐怖を募らせている60代母の独白形式。娘は職場の同僚が同性愛を理由に不当解雇されたことへの抗議活動にも参加している。自分が生きるだけでも精いっぱいなのに、なぜ他人の人生まで背負おうとするのか理解できない。最後まで娘の彼女の名前を呼ぼうとしない、同性愛を認めない。理解できないし、歩み寄ろうともしない母親だけれど、行動が変容していく。介護の職場での不当で杜撰な扱いに静かに、意を決した行動に出る。

自分の子どもが、家族が、大切な人が同性愛だったら、トランスジェンダーだったら…誰もが一度は想像するだろう。私は理解するつもりでいるけれど、理解するなんておこがましいのかもしれない。ここに登場する母親は正直だ。安易に「わかったり」「理解のある」振りはしない。思想も言動も否定的だけれど、行動が生き様が、確実に変容していくのは、よほど誠実だ。

【以下引用】

つまり私の気がかりは、常に死ではなくて生なのだ。生きている間は無限に続く、このよるべなさにどうにかして打ち勝たなければ。私のこの事実を知るのが遅すぎた。もしかすると、これは老いの問題じゃないのかもしれない。よく言われるように、この時代の問題のなのかもしれない。


ずっと昔に私の親が私に言ったような、頑張れ、もっと頑張って努力しろという言葉を娘には言えない。言ってはならない。そういう時代になってしまった。


娘は勉強をしすぎたのかもしれない。学んで、学んで、学ぶ必要のないもの、学んではいけないものまで学んでしまったのだ。


娘のこういう言葉が、たまに脅迫みたく聞こえるのはなぜだろうか。今にも泣きだしそうなあんな表情のほうが、腹を立て、大声を上げるよりもはるかに強力な手段になるのはなぜだろうか。


この子達は博学で洗練されたヤクザなのかもしれない。学校では拳の代わりに、拳よりも強力なものを使う方法を教わったのかもしれない。だから奪われたことにもやられたことにも気づかず、仕方ないと思ってしまう私みたいな被害者が生まれるのだろう。


娘をこの世に連れてきたという事実。それだけで資格が続いていた時代は終わった。今や資格はひっきりなしに更新を要求され、私にはもはや、そんな能力も気力もない。


どうしてよりによって女が好きなのでしょう。他の親は生涯考える理由も必要もない問題を投げつけてきて、どうだ、乗り越えてみろと言わんばかりに迫り、急き立てるのでしょう。どうして自分を産んでくれた私をこれほどまでに悲しませるのでしょう。どうして娘はこんなにむごいのでしょう。どうして自分のお腹から出てきた子どもを恥ずかしく思わなきゃいけないのでしょう。あの子の母親だということを恥じている自分がイヤです。どうして娘は、私に娘を否定させ、自分自身や生きてきた時間のすべてめでを否定させるのでしょう。


娘は死んでしまったと思えば喪失感が、娘は今もどこかで生きていると思えば裏切られたという気持ちが、あるときはどんな感情なのか気づくよりも先に、思いが、考えが、体のあちこちをがんがん殴りながら通り過ぎていった。


どうせだめだ、打つ手がない、私にできることなんてない、そんなふうに諦めようとするのは絶対よくない。それはもっとも安直な方法だから。誰にでもできることだから。私はこのまま帰るつもりはない。それはできない。


誰かの世話をすることの大変さ。自分じゃない誰かの面倒をみることの難しさ。美しく高潔に見えるこういう仕事のひどさや厳しさを、私はもしかすると娘とあの子に教えたかったのかもしれない。あの子たちが本で読んだり、誰かに聴いたりして知るのではなく、実際に経験させようとしているのかもしれない。


十年後、二十年後に、こうやって私の面倒を見てくれと言いたいのではない。自身の老後を、若いうちはどうしても想像できないけれど必ずやってくるそのときを、一度でもいいから考えてもらいたい。今からでも責任と信頼を分かち合えるまともな相手を見つけてもらいたい。私がこの世を去るときに残していくのが心配と憂慮、後悔と恨みのような感情出ないことを願うばかりた。

↑全て母親の独白形式。以下は娘の言葉↓。

「どうして夫や子どもだけが家族になるの?母さん、レインは私の家族よ。友だちなんかじゃない。この7年の間、私たちはほんとの家族みたいに過ごしてきた。家族ってなに?力になって、そばにいて、そういうものじゃない?あの人たちはそういう問いを投げかけただけ。授業中にそういう話をしただけなんだってば。それなのに学校はあの人たちを追い出した。一言の説明もなく、ハエを追い払うように追い出したんだってば!」

「ただあるがままに、そうなんだって受け入れてくれたらだめなの?細かいとこまですべてを理解してくれっ言ってるわけじゃないでしょう。世の中にはいろんな人がいるんでしょ?それぞれの生き方があるんでしょ?人と違うのは悪いことじゃないんでしょ?コレって全部、母さんが言ったことじゃないの?それなのに、どうして私だけがいつも例外なの!」て

「理解する、しないの問題じゃないんです。理解してくれと頼む問題でもないですし。これは権利じゃないですか。誰もが生まれながらに持っているものです。それに私生活と仕事は別でしょう。私の要求って、そんなに大それたものですか?仕事と私生活を区別してくれってこと。講師の基本的な権利を守ってほしいってこと。それって当たり前のことじゃないですか」


 

【無料体験入部day】朝活バランスボール部5/31・6/1
【6月コースお申込み】朝活バランスボール部
https://www.facebook.com/yoshida.shimako/posts/4308999429131679

🔴産後ケア教室(対面)🔴(受講料全額補助制度あり)
吉祥寺6月コース 6月4,11,18,25日(金)10:30-12:30 
※2020年11月27日以降に生まれたお子さまは4回通してご同伴いただけます。
※感染症対策のため定員を削減して受付中。

おうちでマタニティケア 5/18(火)9:30-10:20
おうちで産後ケア 毎週水曜日(前日午前までに2名以上お申し込みあったら開催)
女性のためのボディケア 5/20(木)9:30-10:20
【上記講座のお申込み】Facebookでつながりのある方はメッセンジャーでお申込み可能です。https://airrsv.net/shimang/calendar

🔴朝活バランスボール部🔴
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2021年1月7日木曜日

『三つ編み』レティシア・コロンバニ~運命を編む女たち

 『三つ編み』レティシア・コロンバニ著
ベストセラーになっているのでなにげなく手にしたら、今読むべき本すぎてびっくり。3人の遠い国、年齢、生き方の女性たちの壮絶な生きざまが描かれている。決して交わることのない人生が、タイトルのように細い細い髪のような縁で、編まれている。「社会の居場所」を求め「社会で役に立っているのか」と息苦しくなった時にぜひ読んでほしい。私にとっては産後うつになった時、乳がんが告知された時…出合えてよかった。

【登場人物】
1人目スミタ
:インドのカースト制度の外(最下位よりもひどい状況)の不可触民。排せつ物の清掃(素手での肥溜め汲み)を生業としている。給料としてもらえるのは残飯…こんな職業を娘には継がせないと小学校に通わせるように奮闘。

2人目ジュリア:イタリアのシチリアで毛髪加工業を営む家族の3人姉妹二女であるジュリアは家業に誇りを持ち、仕事を愛し、父の仕事を継ぐ。そんなジュリアが初めて恋に落ちた矢先、父が事故で倒れ家業の経営危機を知る。

3人目サラ:カナダで敏腕弁護士として働くサラ。ガラスの天井を打ち破るためにシングルで育てる3人の子どもの存在すら職場でひた隠しにしている。有名な法律事務所にて女性として初めて羨望されるポストにつこうというタイミングで乳がんを告知される。


全く縁遠い人生が編まれていく様が繊細かつダイナミック!作者レティシア・コロンバニは映画監督でもあるというのが納得。想像だにし得ない…というか、恥ずかしながら存在すら知らなかった不可触民スミタの生き様が映像のように浮かび上がってくる。


縁遠い話のようだけれど、子育て中の人、仕事に迷いを感じている人、闘病中の人いろんな立場の人に読んでほしい。

下記↓は敏腕弁護士サラの章なんだけれど、日本の母となんら変わりない思い。
「夫の軽さを羨んだ。不思議なことに、こんな感情とは無縁に見える男たちのあの驚くべき身軽さはどうだろう。憎らしいほど気楽に家を出ていく。毎朝、彼らが書類だけ持って家を出るのにひきかえ、彼女にはどこへ行くにも罪悪感が亀の甲羅のようについてまわる。」

不可触民スミタは持って生まれた運命として抗わずに生きる夫や親兄弟とは一線を画し、無謀とも言われる計画=娘を小学校に通わせるを立てるが…
「(肥溜めのようの)籠を持って、娘を一緒に連れて行くほうがどんなにたやすいか……。」

スミタの出会った不可触民ではないインド女性の話から
「ここでは、この国では、強姦は被害者の罪になる。女に敬意は払われず、これが不可触民ならなおさらのこと。触れても見てもいけないはずの者を、恥ずかしげもなく強姦する。」

「この国では、毎年二百万人の女性が殺される。二百万人の女たちが男の蛮行の犠牲となり、世間の無関心のなかで死んでいく。全世界は気にもかけない。世界から見捨てられている。」

「スミタは来世まで待つ気など毛頭なく、大事なのはいまのこの人生、自分とラリータ(娘)の人生だ。」

乳がんを告知され、妊娠と同じく(!)職場で病を隠し通そうとするも、すぐに知れ渡り、職場と闘い、ついには自分を取り戻していくサラ。自身の体験はもちろんなんだけれど、周囲の人の病気とどう向き合うかを改めて考えさせられる。

「犠牲者、被害者、悼まれているのは自分なのだ。」

「病気、それは妊娠よりたちが悪い。妊娠なら期限がある。癌はひねくれていて再発しうる。頭上に吊るされたダモクレスの剣、どこにでもついてまわる黒雲のようなもの。」

「どんな罪に問われているというの?!  あやまちを犯したとでもいうの?  何について自分を正当化しなければならないというの?」

「彼女を支えていた唯一のもの、毎朝起きあがる力をあたえてくれたものを奪われたーーー社会的自我、仕事、この世界に存在し、居場所があるという実感。」

「病気で法律事務所を混乱させるのをおそれていたが、もっと残酷な真実にぶつかるーー彼女がいなくても順調に機能している。」

「快復へ向けた闘いでは、自分を尊重することを怠ってはいけない、と言っていた。鏡にうつる自分の姿は敵ではなく、味方でなくてはならない」

「失っていたものを、髪がいま取りもどしてくれたかのよう。力、尊厳、意欲、サラを本来の誇り高いサラたらしめるものすべて、そして美しさも」

【Amazonより】

この怒りと祈りが私たちをつなぐ。
理不尽な人生と闘う3人の女性。
遠く離れた彼女たちを支えたのは、髪のきずなだった。

3つの大陸、3人の女性、3通りの人生。唯一重なるのは、自分の意志を貫く勇気。

インド。不可触民のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から
抜け出せるよう力を尽くしたが、願いは断ち切られる。

イタリア。家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、
倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが……。

カナダ。ひとりで子育てをする弁護士のサラは、女性初のトップの座を目前にして、
癌の告知を受ける。それを知った同僚たちの態度は様変わりし……。

3人が運命と闘うことを選んだとき、
美しい髪をたどって、つながるはずのない物語が交差する。


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【おうちでバランスボール】現在お休み中、1月中旬頃から再開予定。

2020年12月31日木曜日

『流浪の月』凪良 ゆう著~読書体験を変えた本~

10日の入院期間に映画、ドラマ、乱読していた本を(めっちゃ)少しずつですが紹介していきます。前向きになれる闘病記もたくさん読んだのですが、それよりもたくさんの「物語」がセラピーになりました。


『流浪の月』凪良 ゆう著 


入院中に乱読していた中で、私の読書体験を覆すような本に出合えました。『流浪の月』!2020年の本屋大賞を受賞しているので読んでいる方も多いと思うのですが、やっぱり本屋大賞は外さないなーと改めて感じます☆ありがとう、本屋さん!

私が読書(とくに物語)に求めているのは自分の想像力の伸びしろを広げること。他者と関係性を結んだり、共感したり、思いやりをもつためには、「想像力」が必要。でも「想像力」には限界があるからこそ、文字の物語を読んで広げていく。

でも「想像力」だけでは足りないということを『流浪の月』からは改めて突き付けられる。もっと大切なのは、相手の言葉を「聴く」こと。皮肉なことに「聴く」時に、むしろ「想像力」は邪魔になる。「想像力」を排除して「聴く」ことが大事。
 

とか書くとむずかしく思われるかもだけれど、ショッキングな事件と対比してやさしい言葉によるストーリーテリングで一気読みしちゃうこと間違いなしです。とはいえAmazon他のあらすじではあらすじが全く想像つかないので…。

主人公の更紗は世間的には変わり者扱いだけれど、めちゃ愛し合っている両親に育てられ幸せな幼少期を過ごしていたのが父の病死とそれに伴い精神的に追い詰められた母の蒸発によって、9歳の時に伯母宅に引き取られる。伯母宅のひとり息子の中学生による性的虐待で居場所を失う。そんな時に大学生の文(男性)と出会い、彼の家についていく。もちろん世間的に見れば許されざる事件として捜査、報道され2人は引き離される。事件から15年経って被害者とされる更紗はどう生きているのかという内容。性的虐待という言葉を使うと読むのが辛くなってしまうかもしれませんが、怖い描写はなく、かといって性的いたずらなんていう軽い言葉ではすませてはならないことなので。


『流浪の月』凪良 ゆう著 

【Amazonより引用】
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。


「想像力」だけでは足りないよね…と感じる作品。

 『コンビニ人間』村田沙耶香


『アーモンド』ソン・ウォンピョン



「言葉を紡ぐ」ことの治癒力と、そのために「聴く」ことの大切さを教えてくれる本
 「謝るなら、いつでもおいで」川名壮志


「謝るなら、いつでもおいで」川名壮志(文庫版) 

「僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から」川名壮志 



         

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🔴朝活バランスボール部2021弾み初めはどなたでもご参加いただけます。

2020年12月28日月曜日

\KING OF STAGE ~ライムスターのライブ哲学/

こんなにブログを書かない期間はこの16年間で初めて。24人目の産褥期も紙に書いて写真UPしたり、昨年の母の急逝後もやはり言葉を紡ぐことが何よりのセラピーになることを実感し、早々にblog復帰していたのでした。

ただただひたすら耳を傾けてもらい、言葉を紡ぐことがtherapyになると思います。blogは私の中で、そんな「対話」の役割を担ってくれています。SNSの方が気軽なのだろうけれど、私にはちょっと腰を据えて、じっくり語れるブログの方があっている気がします。noteに移行するかもしれませんが、やはり日付というのも大きな役割を担っているので、リハビリがてらblog書いていきます。乳がんの治療記も記録していこうと思うのですが、まずは入院中に闘病記blogを多分何十人分も読んで、闘病本は10冊ぐらいとそれとは別にドクターから勧められた診療ガイドライン、そしてたくさんの小説、ネトフリでドラマをたくさん見ていたので、本を少しずつ紹介していこうと思います。






『KING OF STAGE ~ライムスターのライブ哲学』
ライムスター、 高橋芳朗 
こちらは退院後、一番最初(発売日)に本屋に行って買った本。帰り道に一気読みして線を引きたくてしょうがなくなったので、kindle版も即購入。kindleは軽い、読みやすいだけでなく、こうして線引いたり引用するのにすごく便利。


なぜにココまでライブにかけているのか!?ライムスターのライブ哲学を読んでいると、おこがましくも私の仕事でもライブ(レッスン)を大切にしたいんだ、レッスンは対話なんだ、産後プログラムはもう私やマドレの曲←ではなくて、産後女性がともに創り上げた曲なんだなと思う。乳がんになってから、やはり仕事に対する不安が大きかったのですが(ちなみに病院内に治療しながらの仕事についての相談コーナーもあるのですが、個人事業主なので色々当てはまらないところが大きく)、そんなタイミングで読めて本当によかった。

すごい興奮してTBSラジオ「アトロク」にメールして読んでもらえたことも(spotifyだとアーカイブされて聞けます)、池袋ジュンク堂のアトロクブックフェアなのに「ライムスターのライブ哲学」の置き場所が地味すぎるという私のタレコミが聞き届けられ目立つ場所に配置されたのも嬉しい💛
(ちなみにオサレが過ぎる映画パンフレットで有名な大島依提亜さんによるデザインなので紙版はやはり手許に欲しい!)

【引用】
「30周年なんだから、もうちょっと重みのあるなんかあるでしょ?でもさ、おじさんはどんどんふざけていかないとダメなんだよ、本当に。」

「ファンをつかむ大きな武器としてのしゃべり、というのはあるよ。でも同時に、日本人好みの「職人幻想」みたいなものも根強くあって。」

「お客さんの気持ちが入ってきやすいように、ライブのあちこちに「ドアを開けてあげるポイント」をつくるイメージですね。」

「ライブというものが、単に一方的にやるものではなく、目の前にいる人との対話だとするならば、その相手に合わせた話し方になるのは、本来ごく自然なことなんですよね。」

「僕らには空白に対する一種の強迫観念みたいなものはあるかも」

「目の前にお客がいると、どうしても「おもてなし」せずにはいられない」

「もはやそれはつくった本人の思惑をはるかに超えていて。もうこれは俺だけの曲じゃないんだな、って。」

「自分が飽きたとか、そんなちっぽけな理由ではもうやめられないことになってる。」

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ライムスター初のオフィシャルブック発売決定!
30年にわたって最前線を走り続けてきた理由
ヒップホップのキングが明かすサバイブ術
2019年に結成30周年を迎えたライムスターが初のオフィシャルブックを刊行する。題して『KING OF STAGE~ライムスターのライブ哲学~』。グループが結成30周年を記念して行った全国ツアー「KING OF STAGE VOL.14 ~47都道府県TOUR 2019~」と並行して「ぴあアプリ」にて連載した「RHYMESTER: One for the Road~47都道府県ツアー日記~」の待望の書籍化だ。

ここでメンバーが初めて明かすライブアーティストとしての心得は、まさに30年の歳月をかけて研ぎ澄ましてきた「ステージの王」の創意工夫の集大成。ライムスターが日本の音楽シーンで生きながらえてきた理由、ライムスターが日本でヒップホップを表現することに向き合ってきた試行錯誤の歴史、そしてライムスターという世界的にも稀有なキャリアを歩むヒップホップグループの本質、そのすべてが詰まった一冊といえるだろう。ライムスターのファン、ヒップホップのファンはもちろん、ミュージシャンとミュージシャン志望者も含めた多くのクリエイターにも強くおすすめしたい内容だ。

なお、書籍化にあたってはライムスターのライブパフォーマンスの魅力にさらに多角的に迫るべく追加取材を行って併録。「King of Stage」の成り立ちを追うライムスター2万字インタビュー、Mummy-Dが説く裏方スタッフとの「チーム論」、DJ JINがDJ松永(Creepy Nuts)とDJ DAISHIZENを招いてライブDJの実態を語らう「ライブDJ鼎談」、宇多丸がゴスペラーズの盟友村上てつやとMCについて意見交換する白熱の「ライブ哲学」対談のほか、写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW: The Japanese Hip Hop Photographs』でもおなじみcherry chill willの撮影による初出のツアー写真も掲載。


【 目次】
・ライムスター47都道府県ツアーグラビア(Photo by cherry chill will)
・はじめに
・ライムスター 2万字インタビュー「King of Stageへの道」
・RHYMESTER: One for the Road~47都道府県ツアー日記~
・Mummy-D「チーム論」
・DJ JIN×DJ松永(CREEPY NUTS)×DJ DAISHIZEN「ライブDJ鼎談」
・宇多丸×村上てつや(ゴスペラーズ)「対談:ライブ哲学」
・ライムスター「King of Stage」全スケジュール



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【おうちでバランスボール】現在お休み中、1月中旬頃から再開予定。

2019年12月5日木曜日

\孤独な育児のない社会へ/榊原智子著

子育て支援への執念🔥を感じる新書に出会いました。現在、乳幼児を育てている人たち、特に育休中の人、配偶者が育休中の人、専業で育児をしている人、保活中の人に読んでほしい。そして、子育て支援界隈の人とグループをつくって、この本をもとに読書会するのがいいんじゃないかしら?「3歳児神話」、感情論や育児の○○べき論から保育園の制度問題、税制のことが徹底的に執念深く(!)取材されているので。






どれぐらいの執念かというとw著者の読売新聞榊原智子さんとは15年前に知り合い、「産後うつ」の当事者として丁寧に取材いただきました。そして4,5年前にも美味しいランチを食べながらwその後の産後界隈、育児業界界隈のことをお話したのですが、ずっと一貫してジャーナリストとして「子育て支援」「子育てを取り巻く環境」を丁寧に取材され続けているんです。

「子育て支援」「育児のこと」「保活」「待機児童」問題について、当事者でいる期間は短くて、段々みんな離れていったり、関心が薄れてしまうことがあります。でも榊原さんはそこに居座って(!)当事者に寄り添いつつ、けれど感情的に制度を批判することなく、行政側の人たちの葛藤も取材されています。

本書では特に所沢市の「育休退園ルール」(保育所に子どもを通わせる家庭に新たな子どもが生まれ、親が育休を取得するときは、上の子には退園してもらう)を大きく取り上げているのですが、行政(保育はあくまでも福祉なので、より困っている人に施す。そのため待機児童問題が大きい昨今、家庭で保育できるのであれば!)と当事者の「仕事をするためにやむなく子どもを託す場…ではなく、子どもが集団で社会性や生活リズムを学ぶため&保護者自身が地域で孤立しないために子どもを通わせたい」という対立構造から歩み寄ったり、お互い理解していく経緯が取り上げられている。大人同士の対立構造の中で、子どもの存在や子どもの人権が見落とされてしまうのは、本当に悲しいこと。

所沢市の「育休退園ルール」、そして杉並区の「保育園一揆」から見えてきたことは「保育園」の持つ意味合いが、現代では大きく変化していること。それこそ「お母さんが仕事をするためにやむを得ず子どもを預ける場所」ではなく、共働き世代にとって保育園=『地域』そのものになっている。

「社会で子どもを育てよう」
という時の社会とは地域そのもの。だけれど、昭和のように2,3歳の未就園児を家の前の道路で勝手に遊ばせたり、ご近所さんで見合ったり、祖父母が同居していてお買い物の間は見ていてくれる、、、なんてできない平成&令和時代。核家族化&少子高齢化で祖父母世代を頼るのもままならない中、社会で、地域で子育てというのは非常にむずかしい。共働き世代にとって、そんな地域に縁をつないでくれるのが保育園。とにかく色々考えさせられるので是非読んでほしい!そして一緒に語りたい!




●産後ケア教室@赤羽(水)●( )内は4回通して同伴可能なお子様のお誕生日
【1月コース】8,15,22,29(水)10:00-12:00 あと2名さま受付中(2019/07/03以降)
2月コース】休講です。
【3月コース】4,11,18,25(水)10:00-12:00 1/6受付開始(2019/08/28以降)
●産後ケア教室@池袋(木)● (開始時間が10:30になりました)
【12月コース】11/28,12/5,12,19日(木)10:30-12:30 満席です(2019/5/23以降)
1月コース】休講です。
【2月コース】6,13,20,27日(木)10:30-12:30 受付中(2019/8/01以降)
【3月コース】5,12,19,26日(木)10:30-12:30 1/6受付開始(2019/8/29以降)
●産後ケア教室@吉祥寺(金)●
【12月コース】11/29,12/6,13,20日(金)10:00-12:00 単発受講受付中(2019/05/24以降
【1月コース】10,17,24,31日(金)10:00-12:00 受付中(2019/07/05以降
【2月コース】7,14,21,28日(金)10:00-12:00 受付中(2019/08/02以降
【3月コース】休講です。
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●マタニティケア教室@吉祥寺●  
【12月コース】6,13,20日(金)12:30-14:30 受付中
【1月コース】10,17,24日(金)12:30-14:30 受付中
【2月コース】7,14,21日(金)12:30-14:30 受付中
【3月コース】休講です。
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松が丘助産院ボールエクササイズ教室(新井薬師)第4水曜日14:00-15:00北区児童館産前産後のセルフケア講座 【詳細】【スケジュール


◆『産褥記 産んだらなんとかなりませんから!』発売中です。

2019年11月16日土曜日

『謝るなら、いつでもおいで』『僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から』

『聴く』『問う』姿勢について大きく影響を受けた本=「佐世保小6同級生殺害事件」について被害者少女家族の近い存在であった記者川名壮志さんの『謝るなら、いつでもおいで』!刊行から5年経ち、2人のお兄ちゃんたちに丁寧に彼らの物語を”聴いた”『僕とぼく』…こちらもまたしてもすごい本でした。



小6で母をガンで亡くし、中2で支え合うように生きてきた仲の良い妹を失うお兄ちゃん=「ぼく」。事件があった当日、全校自習になり、生徒指導室に呼ばれたくさんの教職員に囲まれ、「yahooニュース」のコピーで妹の死を知らされた。小6女子が小学校内で同級生をカッターで刺すというのは当時、大ニュースになって、私も覚えている。一番近い存在のお兄ちゃんはYahoo!ニュースで知らされ(教職員たちもどう伝えるべきか考えあぐねた末だろうけど)、全校生徒が下校するまで大人たちに無言で囲まれていた。

新聞記者である父親が早々に記者会見を開いた。妹の遺体を待ちながら、今は亡き母方の実家で取り乱していた父が冷静に会見するのを見る。職業柄マスコミの動向に詳しい父は娘の遺体を記者たちから守るために会見を開いていたのだ。

学年1クラスという小さな小学校内でおこった刺殺事件、同級生たちはカウンセリングを受けたりその後も見守られたが、「ぼく」には誰も問いかけてこなかったし、カウンセリングもなかった。何より大切な人を亡くして壊れかけている父親を支えないと…。結局彼は父について引越し、その先で高校に入学するも鬱になり不登校で退学に。父がやっと彼の傷に目を向けられたのはそこからだった。


『謝るなら、いつでもおいで』川名壮志
「私がカッターで切りました」。幼さを残す少女は動揺する大人を前に淡々と告げた。2004年長崎県佐世保市。小六の女児が白昼の校舎内で同級生の御手洗怜美さんを刺殺した。11歳――少年法すら適用されず人殺しの罪に問うことはできない。だが愛する者を奪われた事実は消えない。苦悩する被害者家族、償いきれない業火を背負った加害者家族……それぞれの心のひだを見つめたノンフィクション。(「BOOK」データベースより)







著者の川名さんは被害者の父親御手洗さんの部下。同じ新聞記者として働いていた。被害者の怜美(さとみ)ちゃんはもちろん、お兄ちゃんとも近しい関係。というのも新聞社といえど佐世保支局は地方の交番のようなつくりで、1階が駐車場、2階が新聞社の事務局、3階が支局長である御手洗さんの自宅になっていた。母をガンで亡くしているので、新聞社に勤める部下たちもしょっちゅう一緒に夕食を食べたり、小学生で人懐っこい怜美ちゃんは毎日のように事務局に顔を出していた。

近しい存在だからこそ、ていねいに寄り添い父である御手洗さんやお兄ちゃんに問うている。そして圧巻なのが加害者の父にも葛藤を抱えながら話を聴き込んでいる。被害者の家族を知っているからこそ、時に「これは裏切りなのではないか」と葛藤しつつも、聴き込んでいくうちに加害者の家族の苦しみも知ってしまう。タイトルの『謝るなら、いつでもおいで』はお兄ちゃんからの加害者に対しての思い。じっくりと意味をかみしめてほしいので是非読んでほしい。



『僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から』川名壮志 
新聞記者の長男、次男として生まれた「僕」と「ぼく」。妹のさっちゃんが加わった家族は、ありふれた幸せに包まれていた。母の病と「あの日」が来るまでは…。世間を震撼させた「佐世保小6同級生殺害事件」から15年。被害者の兄二人が新たな希望を見つけるまでの感動ノンフィクション。(「BOOK」データベースより)




さっちゃんの12歳年上の長男「僕」は母の死を境に逃げるように大学入学を機に家を出る。家に「子どもとして」の居場所をなくしてしまったから。そして一卵性双生児のようにさっちゃんと仲の良い次男の「ぼく」。2人が語る母のこと、妹のこと、あの日のこと、いつまでも消えない傷とともに生きる今のことが交互に書かれている。一生懸命に「今」を生き、未来をつくる2人を読めて本当によかった。

周囲の大人たちは、腫れ物のようにそっと事件に触れずにいる。でも「語る」ことは底知れぬパワーを秘めている。子どもたちは自分の言葉で「あの日」を語り、つかない決着を模索する。周囲の大人ができるのは彼、彼女らの隣に座って「問う」こと、「聴く」こと。川名さんにとっても身近な人の死はとてつもなく辛い出来事であるのに、こうして「問う」て「聴いて」くれたこと、お兄ちゃんたちに大きな救いになったと信じたい。

【11月コース】6,13,20,27(水)10:00-12:00 単発受講受付中(2019/05/01以降)
12月コース】休講
【1月コース】8,15,22,29(水)10:00-12:00 受付中(2019/07/03以降)
●産後ケア教室@池袋(木)● (開始時間が10:30になりました)
【11月コース】10/31,11/7,14,21日(木)10:30-12:30 単発受講受付中(2019/04/25以降)
【12月コース】11/28,12/5,12,19日(木)10:30-12:30 受付中(2019/5/23降)
1月コース】休講
●産後ケア教室@吉祥寺(金)●
【11月コース】1,8,15,22日(金)10:00-12:00 単発受講受付中(2019/04/26以降
【12月コース】11/29,12/6,13,20日(金)10:00-12:00 受付中(2019/05/24以降
【1月コース】10,17,24,31日(金)10:00-12:00 受付中(2019/07/05以降
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●マタニティケア教室@吉祥寺●  
【11月コース】1,8,15日(金)12:30-14:30 単発受講受付中
【12月コース】6,13,20日(金)12:30-14:30 受付中
【1月コース】10,17,24日(金)12:30-14:30 受付中
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松が丘助産院ボールエクササイズ教室(新井薬師)第4水曜日14:00-15:00北区児童館産前産後のセルフケア講座 【詳細】【スケジュール
◆11/12(火)10:00-11:00 大泉にじのいろ保育園 (西武池袋線大泉学園駅徒歩15分・バスあり)2019/4/16以降生まれのお子さんはご同伴いただけます。


◆『産褥記 産んだらなんとかなりませんから!』発売中です。