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2021年6月2日水曜日

2021年5月に観た映画~母になっても映画が観たい~

 マンスリー観た映画紹介☆5月に映画館で観た映画は6本。まさかの昨年以来の映画館閉鎖がまたやってくるとは…あんなにも対策を万全にして、混雑電車よりよほど安全なのに。もどかしく思っていたところイオン系列のドライブインシアター(ラーヤ)を観に行って、映画館スタッフたちの必死の努力を目の当たりにし、観客(私)ももっと必死に応援しようと思ったよ。なので後半はミニシアターで追い上げて、6月の再開を迎えたところ。



○2021年5月に観た映画6本
SNS 少女たちの10日間
ファーザー
ラーヤと龍の王国
くれなずめ
明日の食卓
ペトルーニャに祝福を


\SNS 少女たちの10日間/
閉館を余儀なくされる映画館。その中で細々と対策をしっかりしながら開いているミニシアター応援の意味を込めて、勇気を出してGWに観た。ホントぐったり、終了後はエンディングそこそこにトイレに駆け込んでしまった。撮影にあたっては精神科医、性科学者、弁護士のケアの元、チェコの12歳少女を演じる成人女性たちは保護されているとはいえ、ココまで露悪なものを見せつけられるとは…。日本も同じ状況とは言え、冒頭のスマホの浸透度(4,5歳の子どもが親と手をつなぎながら歩きスマホ、小学校高学年女子たちグループがみんなでスマホ…日本よりちょっと浸透度が高いよう。日本でもベビーカーの赤ちゃんがスマホ動画見ていることはあるけれどね)や動画のやりとりはお国柄が出ているんじゃないだろうか?チャット(文字だけ)のやりとりはあるけれど、いきなりカメラ付きやりとりはないよね。しかもいきなりオッサンたちが出てくるのだから。そして出てくるオッサンたちは小児性愛者ではなく、ただの支配欲の強い女性蔑視な奴ら。(弱みを握ってでも)言いくるめられる幼い子どもたちを狙った犯罪者。子ども達に「気をつけて」と注意喚起するよりも、こういう犯罪者を撲滅させたい。後半では警察も介入するんだけれど、全く話が通じないんだ。あーーー、口直ししたいのに映画が、映画館が( ノД`)シクシク…!

【映画.comより】
成人女性が未成年という設定のもとSNSへ登録すると、どういったことが起こるかを検証したドキュメンタリー。巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋に、幼い顔立ちの18歳以上の3人の女優が集められた。彼女たちは12歳の女子という設定のもと、SNSで友達募集をする。その結果、彼女たちにコンタクトをしてきたのは、2458人もの成人男性だった。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家による万全のケアのもと、撮影は10日間にわたり続けられた。撮影されているとは気付かず、何も知らずに卑劣な誘いを仕掛ける男たち。彼らの未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレートしていく。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のビート・クルサークとバーラ・ハルポバー。


\ファーザー/

認知症になった父の視点から見た世界、日々を描いた舞台劇が元になった作品。自分の行動は変わらないのに、フラット(家)、やってくる人、繰り出される言葉、内容が変わってくる。昨日言ったことだって覚えているのに、周囲が勝手に変わって「何言ってるの?」「お父さんは病気なんだから施設に入れなきゃ」大それたドッキリ番組が繰り広げられるような恐怖、不安、混乱。舞台(フラット)も気づかぬうちに変わってるので、観客も同じ不安、混乱を味わう。2度目のアカデミー賞受賞したアンソニー・ホプキンスはもちろん、「女王陛下のお気に入り」アン女王役のオリビア・コールマン…父に尽くしているのに、事故で亡くなった父お気に入りの妹を引き合いに出される悲しみ。地味だからこそ2人の演技が際立つ。こんな状況下で公開規模が小さいのが惜しまれる。父の状況を思うと辛いこともあるけれど、観てよかった!

【映画.comより】
名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。


\ラーヤと龍の王国/
大好きな「ベイマックス」のドン・ホールが共同監督をつとめるということで楽しみにしていたのに緊急事態宣言で観に行けず泣いていたら…ドライブインシアター(以下DT)で上映されるということで、三女&四女とともに鑑賞。DTは車1台あたり3300円(ポップコーン2袋・ペットボトルのお茶&コーラ付き)3人で鑑賞するにはそれだけでもおつりがくるぐらいお得なんですが、乳幼児連れには騒いでもいいし、今回は19時からの鑑賞だったので、早寝四女(小3)は出発前にお風呂を済ませパジャマでw、夕食(ミートボール、マッシュポテト、鮭炊き込みご飯おにぎり、クラムチャウダーはスープジャーで)を心おきなく食べながらの鑑賞。食後はブランケットにくるまり…最高の映画体験でした。心配だった後部座席からの鑑賞も全く問題なかったようで、これなら大人2人+子ども2人いけそう。唯一の問題点は音響でFMで周波数を合わせて聴くのですが、その日は雑音がひどく入ってしまい、途中音声が切れ、15分後に最初から放映し直し、それでも改善しきれず、映画観賞券を2枚プレゼントしてくれました。技術者の方が本当に深くお詫びしてくれたんですが、おつりが出る位すばらしい映画体験でした。映画館が閉館余儀なくされる中、苦肉の策で開催しているDT。30台入っていなかったかな…という状況で、スタッフの数はたくさん(上映技術、交通整理など)、チケットプレゼント…全然元取れてないだろうにと心配になってしまう。応援だけでなく楽しかったので、また行くぞー。肝心の映画も素晴らしかった~!オークワフィナファンとしては龍の声を字幕版で聞きたかったけれど、吹き替え版も素晴らしかった!龍が存在としては崇高だけど、性質はユーモラスなのが物語をグイグイ引っ張ってくれる。分断された王国が色分けされていて「ブラックパンサー」のようで子どもにも私にもw飲み込みやすい。恋愛要素なく仲間と信頼し合って闘っていくのもよい!
【映画.comより】
龍の王国を舞台に少女の戦いと成長を描くディズニーの長編アニメーション。聖なる龍たちに守られた王国。人びとが平和に暮らすその王国を邪悪な悪魔が襲った。龍たちは自らを犠牲に王国を守ったが、残された人びとは信じる心を失っていった。500年の時が経ち、王国をふたたび魔物が襲う。聖なる龍の力が宿るという「龍の石」の守護者一族の娘ラーヤは、王国に平和を取り戻すため、姿を消した最後の龍の力をよみがえらせる旅に出る。監督はアカデミー長編アニメーション賞を受賞したディズニーアニメ「ベイマックス」のドン・ホールと、実写映画「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダ。2021年3月5日から劇場公開と同時にDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。劇場では短編「あの頃をもう一度」が同時上映される。


\くれなずめ/
大切な人を突然失う…しんどい。親密度と関係なく、年齢に反比例して、死というくさびは深く打ち込まれる。ずっとその人のことばかり考えているわけではないけれど、でもずっとどこかにひっかかっている。思い出だって美しいどころか、笑っちゃうような、顔から火が出る恥ずかしさのことばかりなのに。かけがえのなさって、美しさとは関係ない。死というモチーフで若さの輝きがさらに切なくなってしまうような作品。前田あっちゃんの真面目キレキャラ相変わらずいい!そして不良同級生役の城田優の実在感!ウルフルズも久しぶりにじっくり聞きたくなった~!

【映画.comより】
「アズミ・ハルコは行方不明」「君が君で君だ」の松居大悟監督が、自身の体験を基に描いたオリジナルの舞台劇を映画化。高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興をするため5年ぶりに集まった。恥ずかしい余興を披露した後、彼らは披露宴と二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、高校時代の思い出を振り返る。自分たちは今も友だちで、これからもずっとその関係は変わらないと信じる彼らだったが……。6人の仲間のうち、主人公・吉尾和希を成田凌、舞台演出家として活躍する藤田欽一を高良健吾、欽一の劇団に所属する舞台俳優・明石哲也を若葉竜也、後輩で唯一の家庭持ちであるサラリーマン・曽川拓を浜野謙太、同じく後輩で会社員の田島大成を藤原季節、地元のネジ工場で働く水島勇作を目次立樹がそれぞれ演じる。


\明日の食卓/
“石橋ユウ“同じ名前の小学生息子を育てる母3人の物語。冒頭から息子を虐待死させる哀しく痛ましい幕明け。どの母&息子なのか引き込まれる。椰月美智子の原作を5年前の発売当時読んでいて特に複数の子育ての翻弄っぷりが生々しく、印象深かったのに…映画は原作をすっかり忘れて没頭できる(しっかり原作生きているんだけれど)瀬々監督作品だったー!「菊とギロチン」が思い浮かぶ女性の生活に基づく強さが描かれている。しんどい場面もあるけれど、育児中の人に見てほしい。郊外の夫の実家敷地内に洒落た邸宅を建て習い事をしながらお家を綺麗にしつらえ、夫と子どもの生活をサポートすることを生き甲斐(!)とするあすみを尾野真千子。間違いない演技っぷり。育児に関与しないカメラマンの夫を自身のライター仕事が育児中で立ち行かないので、半ば言い聞かせるように応援し、やんちゃな息子2人の荒れっぷりをブログでネタにして昇華&仕事に繋げようとする留美子を菅野美穂。イグアナの娘の演技からずっと好きだったけれど、普通(?)の人もしっかりこなす。健全な(っていうのはシャクだけれど、これが後ほど効いてくる)アルバイトをかけもちしながら懸命に一人息子を育てる加奈を高畑充希。小5児の母親を高畑充希!?と戸惑ったけれど、時には人に嫌悪感すら抱かせてしまう健気さはハマり役!他にも山田真歩ちゃんが意外な役だったり、藤原季節も真行寺君枝も渡辺真起子もいい!日本にはいっぱいいい役者いるわー!大島優子も本当にうまい。出てくる夫(父)たちがまじクソ(失礼)ばかりなんだけれど、この夫たちも息子だったんだよね…。というのが映画ではより立体的に見える構造なのも面白い。

【映画.comより】
「楽園」「糸」の瀬々敬久監督が、椰月美智子の同名小説を映画化。主演に菅野美穂、共演に高畑充希、尾野真千子を迎え、“石橋ユウ”という同じ名前の息子を育てる3人の母親たちの物語を描く。2人の息子を育てる43歳のフリーライター・石橋留美子、アルバイトを掛け持ちする30歳のシングルマザー・石橋加奈、年下の夫と優等生の息子に囲まれて暮らす36歳の専業主婦・石橋あすみ。年齢も住む場所も家庭環境も異なる彼女たちには、“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子がいるという共通点があった。それぞれ忙しくも幸せな毎日を送る彼女たちだったが、些細な出来事をきっかけにその生活が崩れ、苛立ちと怒りの矛先はいつしか子どもへと向けられていく。


\ペトルーニャに祝福を/

高学歴ワーキングプアの32歳ニート女性ペルトーニャは叔母の紹介で不本意ながら秘書の仕事にありつけるかと面接に行くも、母親は過干渉で追っかけてくるわ、セクハラに合った上、容姿を罵られるわ、散々な目にあった帰り道に北マケドニアの女人禁制の儀式に遭遇。この宗教儀式は男性が冷たい川に飛び込み、司祭の投げた十字架を奪いあい、勝ち取った者は1年の幸福を約束されるというもの。思わず飛び込み、十字架を勝ちとてってしまう。怒り狂った男たちに追いかけられ、十字架を持ち帰ってしまい、犯罪者扱いに。凶暴化する男性陣を前にジェンダー問題として取り上げて、自身のフェミニズム問題を昇華させようとする女性レポーター。小さな町で噂になることだけが怖い母親。…一方あくまでもペトルーニャにとっては衝動的行動。深い思惑もないからこそ、引くに引けない。映画冒頭で早々に十字架を勝ちとり、その後は大きく事件は起きないけれど、この引き際、締めくくりがよき。ペルトーニャ役がビーニー・フェルドスタイン(ジョナ・ヒル妹)に似ていて、美人でない設定だけど、魅力的。北マケドニア事情に詳しければもっと面白いのだろうけれど、コレぐらいのスタンスで見る北マケドニア事情も面白い。

【映画.comより】
北マケドニアの小さな町を舞台に、女人禁制の伝統儀式に参加してしまった女性が巻き込まれる騒動を、オフビートな笑いにのせて描いたドラマ。北マケドニアの小さな町、シュティプに暮らす32歳のペトルーニャは、美人でもなく、太めの体型で恋人もおらず、大学を出たのに仕事はウェイトレスのアルバイトしかない。ある日、主義を曲げてのぞんだ面接でも、セクハラを受けたうえに不採用になってしまう。その帰り道、ペトルーニャは地元の伝統儀式に遭遇する。それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れるというものだった。ペトルーニャは思わず川に飛び込み十字架を手にするが、女人禁制の儀式に参加したことで男たちから猛反発を受けてしまい……。2019年・第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、エキュメニカル審査員賞ほかを受賞。監督は旧ユーゴスラビア(現・北マケドニア)出身で、これが長編5作目となる女性監督テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ。



🔴産後ケア教室(対面)🔴(受講料全額補助制度あり)
吉祥寺6月コース 6月4,11,18,25日(金)10:30-12:30 
※2020年11月27日以降に生まれたお子さまは4回通してご同伴いただけます。※感染症対策のため定員を削減して受付中(あと2名様)。

おうちでマタニティケア 6/8(火)9:30-10:20
おうちで産後ケア 6/9(水)9:30-10:20
6/3,10(木)9:30-10:20
【上記講座のお申込み】Facebookでつながりのある方はメッセンジャーでお申込み可能です。https://airrsv.net/shimang/calendar

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