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2021年4月2日金曜日

2021年3月に観た映画~母になっても映画が観たい~

 マンスリー観た映画紹介☆3月に観た映画は6本。アカデミー賞ノミネート作品が2品あるけれど、扱うテーマがことごとく私的、至近なもの(というと語弊あるかもだけれど)。写真を並べると女性が主役のものが多くて、明らかに映画業界変ってきている!



○2021年3月に観た映画6本
野球少女
夏時間
あのこは貴族
ミナリ
14歳の栞
ノマドランド


\野球少女/

「梨泰院クラス」でトランスジェンダーの役柄を演じたイ・ジュヨン主演ということで注目を集めていたし、私もその入り口から入ったけれど、鳴り物不要な演技力。もちろん野球の技術も特訓したと思うけれど、大仰じゃない表情での語りがすばらしかった。そして野球映画、女性がプロ野球選手を目指すスポ魂ものと思って観ると、特訓シーンや大事なテストシーンは意外とサラッとしていて物足りなく感じるぐらいかも(え!?それでもう投げれちゃう?え?そんなにつらい?とか)。でもここでは女性がそれまでできなかったプロ野球選手になる道のりをじっくり見せる映画。決して才能や周囲のサポート、環境には恵まれてない。むしろ一番の味方でいてほしい母親には反対され続け、応援してくれている父とは両親仲が良くない。しかもプロ以前に野球練習は楽しいことなんか全くない…むしろいじめにあって、苦しい。それでも女子野球ではなくプロ野球を目指すのが夢、好きを超えているもの、野球しか考えられない主人公。「椿の花咲く頃」のカッコいい弁護士役がやつれきって、夢を追う娘を応援しきれない母を演じていて、こちらも別人のようにすばらしい。ジェンダーの問題を野球を通じてはもちろん、子を思うがゆえに応援できない母、そして周囲の男性も自身のしがらみに気づいていくサマも描いていてすばらしい!

【映画.comより】
韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画。豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。さらに、友人や家族からも反対されてしまう。そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。主人公を支えるコーチを「僕の中のあいつ」のイ・ジュニョク、母親を「無垢なる証人」のヨム・ヘランが演じる。


\夏時間/

ああ観れてよかった。ユーロスペース単館で迷っていたけれど、すごく好きな系譜。「はちどり」(ということはもれなく「わたしたち」も)が比較に出されているけれど、少女一人の視点からその先の姿である親たち(ここも対比的に兄妹で見せているのがうまい!)視点もあるし、なにより父の事業の失敗でお世話になることになったおじいちゃんの家のすばらしいこと。今はもう旧いけれど、立派なおうちだったんだろうなと感じさせる門構え、庭木、朝鮮箪笥…の実家感。久しぶりに会う祖父はちょっと怖くて、でも慣れてくると深い愛情で包んでくれて大好きになってしまう。そんな大好きな祖父が一人暮らしをしていく限界を感じて、家を売りに出そうとする父への反発。「大事なおじいちゃんのうちを勝手に!?」少女の父への不信感わかるわーーー。でも父の経済的な事情だけではなく、遺された家をどうするか問題、介護への息子としての葛藤もわかるなー。少女と弟の喧嘩からの仲直りシーン100点!家族の食事シーンがたくさん出てくるけれど、特に鍋で作って鍋から食べるラーメン食べたくなる。

【映画.comより】
本作が初長編となる韓国のユン・ダンビ監督が10代少女の視点から家族や友人との関係を描き、第24回釜山国際映画祭で4部門を受賞した作品。10代の少女オクジュと弟ドンジュは、父親が事業に失敗したため、大きな庭のある祖父の家に引っ越して来る。しかし、そこに母親の姿はなかった。弟はすぐに新しい環境に馴染むが、オクジュはどこか居心地の悪さを感じる。さらに離婚寸前の叔母までやって来て、ひとつ屋根の下で3世代が暮らすことに。それはオクジュにとって、自分と家族との在り方を初めて意識するひと夏の始まりだった。


\あのこは貴族/

渋谷区松濤で病院長の末っ子として裕福な家庭に生まれ育つ華子を門脇麦が、富山出身でガムシャラに勉強して慶応大学に入学するも家の経済的な事情で中退、そのまま東京で働き続ける美紀を水原希子が演じる。ご多分に漏れず「え?逆キャスト?」と思ったけれど、ドンピシャはまっていたわ。日本ではあからさまにされていない階層社会を小さな小さな東京の中だけで見せていく手法おみごと☆女性の中にある階層の見せ方、そして何度か繰り返すお見合いで見せていく男性の階層だったり、キャラクターだったり巧みだなー。好き嫌いではなく、とにかく違う、相容れない階層。仲良くなったり、深い理解をし合い、助け合う…わかりやすいシスターフッドではなくて、おたがいにちがう世界を知らしめるだけ…これも一つの豊かななシスターフッドだし、自分の中から湧きあがる自立の芽生えは本物。家柄や親の言うことだけで成り立っていた華子が目覚めていくのがとても心強いし、門脇麦さんもさすが!水原希子の帰郷時の弟との方言やりとりや地方ならではの階層の見せ方もいい!原作もさらに細かい設定が楽しめたけれど、改めて映画的な見せ方をしているのに感動。

【映画.comより】
山内マリコの同名小説を原作に、同じ都会に暮らしながら全く異なる生き方をする2人の女性が自分の人生を切り開こうとする姿を描いた人間ドラマ。都会に生まれ、箱入り娘として育てられた20代後半の華子。「結婚=幸せ」と信じて疑わない彼女は、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手段でお相手探しに奔走し、ハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎との結婚が決まるが……。一方、富山から上京し東京で働く美紀は、恋人もおらず仕事にやりがいもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。そんな2人の人生が交錯したことで、それぞれに思いも寄らない世界がひらけていく。「愛の渦」の門脇麦が箱入り娘の華子、「ノルウェイの森」の水原希子が自力で都会を生き抜く美紀を演じる。監督は「グッド・ストライプス」の岨手由貴子。


\ミナリ/

アカデミー作品賞ノミネートということで、韓国移民がアメリカの荒れた農地を開拓していく壮大なスペクタクルが展開される物語!という予想を裏切る、家族が家族になっていく小さな小さな物語!農業で成功すると息巻く夫に連れてこられた荒れ果てた大地にポツンとあるトレーラーハウス…を見て、愕然とする妻…けれど2人の幼子うち弟は心臓の病気もあり、引き返せるわけでもない!とまどいとぶつける相手のいない怒り。もうこの冒頭で引き込まれる。日中に子どもを見ていてもらうため、遠い故郷の地韓国で一人残された妻の母を呼び寄せることで折り合いをつけようとする。妻にとっては孤独も怒りの要素。農地開拓より夫婦が家族になっていくストーリー。コミュニケーションが同じアジアで近しいのも見ていて生々しい。言葉をぶつけ合うよりも飲み込んで、ため込んで、爆発させるというよりも一気に引く。助演女優賞にノミネートされたユン・ヨジョンが安定のすばらしい演技!「こんなのグランマっぽくない!」って子どもがひくぐらい口が悪い(解説にある毒舌というより、花札をしている時に出てくる汚い言葉FWord!)けれど、なりふり構わず愛情深い!高齢者相手の売春婦を演じた「バッカスレディ」はもちろん「ブーメランファミリー」での母役が好き。夫役の「バーニング」のスティーブン・ユァンもいいし、何より妻モニカを演じたハン・イェリ(海にかかる霧の女性)のたたずまいよき!

【映画.comより】
1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した。農業での成功を目指し、家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカは不安を抱くが、しっかり者の長女アンと心臓を患う好奇心旺盛な弟デビッドは、新天地に希望を見いだす。やがて毒舌で破天荒な祖母スンジャも加わり、デビッドと奇妙な絆で結ばれていく。しかし、農業が思うように上手くいかず追い詰められた一家に、思わぬ事態が降りかかり……。父ジェイコブを「バーニング 劇場版」のスティーブン・ユァン、母モニカを「海にかかる霧」のハン・イェリ、祖母スンジャを「ハウスメイド」のユン・ヨジョンが演じた。韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョンが監督・脚本を手がけた。



\14歳の栞/

奇跡的な映画。日本の中2生35名のドキュメンタリーよく撮れたな~。「6歳の僕が大人になるまで」のように複数のキャスト(しかも役者)を12年という長い年月を追うのもすごいけれど、こうして実在の、しかも中2というあやうい(!)年ごろの35名をよく撮影して、よく編集したな~(許可とるのとかも大変そう!)。みんなあがいているから大人な面もすごくあるし、かと思うと若い担任教師(ヨータの佇まいに似すぎ)を怖れているところや、教師に憧れている女生徒の視点の次に映る中2男子は急にガキに見えたり。こんなにも精神年齢も、育ちも、好きも嫌いもバラバラの人間を一まとめに一教室にまとめるって、すごい野蛮(いい意味で)で、公立中学(義務教育)が最後の砦になっているんだな。大きな事件も起こらず、淡々とした3学期だけれどとてもドラマティックで誰一人目が離せなかった。最後にちょろっと出てくる中3になった彼らがグンと大きくなっていて中学生の生命力がグッとくる。ちなみに監督の竹林亮くんは我が家にワークライフバランス合宿に来ていたまりなっちょのパートナー…グッときます。

【映画.comより】
ある中学校の3学期、2年6組に在籍する生徒35人全員に密着した青春リアリティ。中学2年生という子どもか大人か曖昧な時期、学校が世界のすべてだった生徒たち。主人公もなく、劇的なドラマもなく、どこにでもいるありふれた35人の生徒たちそれぞれの姿を映し出すことで、誰もが経験してきた「あの時期」に立ち返るような120分が展開する。監督は短編映画「ハロー!ブランニューワールド」で注目を集めた竹林亮。


\ノマドランド/

リーマンショックの影響で郵便番号さえも消滅(!)された町。夫にも先立たれ、年金だけでは生きていけないから働く…にも仕事がない。バンに荷物を詰め込んでAmazonや食堂での仕事を転々としながら車上生活を送る。はたから見ると家も家族もなく不憫な状況で「うちに泊まって」「うちに永住して」と手が差し伸べられる。けれど、ファーンはその手を取らない。なぜなら”ハウスレス”だけれど”ホームレス”ではないから。Homeって「家庭」という意味を強く受け取っていたけれど、それだけではなく心のよりどころになるところ。それは一所にとどまらない。動いていれば、別れもあるけれど、「またね」という再会がある。美しく壮大なアメリカの自然だけではなく、ときに苛酷な環境にもさらされるけれど、一貫して豊かで自由!ファーンが出会う車上生活者たちは役者ではなく本物!なので時にドキュメンタリータッチでオモシロい!それが1本の物語になるのはフランシス・マクドーマンドの演技も監督もすごい…アカデミー賞ノミネート納得!映画館で観る方が絶対よき。

【映画.comより】
「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞。第93回アカデミー賞で作品、監督、主演女優など6部門でノミネートされる。



おうちでマタニティケア 4/6,13(火)9:30-10:20
おうちで産後ケア 4/14(水)9:30-10:20女性のためのボディケア 4/8,15(木)9:30-10:20
ワンコインおうちで骨盤ケア 4/14(水)8:15-8:45
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