逃げ恥ドラマが話題になった時から、田房永子さん『キレる私をやめたい～夫をグーで殴る妻をやめるまで』が、ずっと頭ん中でコラボされています（書きたかったーw）！というわけで、こちらも旧ブログに書いてたものを改めて編集追記します！（「男性の育休取得より１年間の定時退社を」シリーズも引き続き書きますね）
現代の平塚らいてう！女性革命家！母の人権革命家との呼び声高き田房永子さんが、漫画で「キレる」メカニズム、心の状態を”文字＋絵”で表現されているのが素晴らしくわかりやすい！これ、文章だけでも、絵だけでも伝えきれないところだと思う（やっぱり漫画って芸術です！）！
冒頭の『キレるは恥だが…』につながるように、特に女性は『キレる』なんてあってはならない！恥どころか、世の中から封印されているんじゃないか！？とすら思う。キレる成人男性は意外と通勤電車や、車運転している人で見かけるのですが･･･。
封印されているから、大丈夫ってことは決してない！一番苦しい本人はもちろん、周囲の人こそ、このメカニズムを知ってほしい。知っているだけでも、生きやすいと思うのです。マンガだから、本当にわかりやすいですよ！！！！「キレる」人はもちろん、私は絶対「キレません！」っていう人も、是非。子育てという「ままならない日常」を過ごしていると絶対必要な場面ってあるはず！！
「キレる」って、人生のどこかで、しっかり向き合うことがとても大切なことだとすら思えてきます。…というのも、「キレずに」何事もなかったように、物わかり良く振る舞うことのリスクも感じるから。たとえば、常々パートナーの愚痴を周囲に言い続けている人。「それって、パートナーに伝えているの？」と問うと、「あの人は変わらないから」「言ってもしょうがないから」・・・ということは相手には自分の怒りを伝えていないということ。数十年後に積もり積もって、「熟年離婚」を切り出すかもしれない。でも、そのパートナーには晴天の霹靂でしょう。愚痴を聞き続けた周囲の人は納得いっても。
「キレる」でもなく、「なかったことにする」でもなく、どう向き合い、どう共有するべきか！？なので、産後という人生史上もっともパートナーシップが揺さぶられる時期のみなさんに読んでほしい本です！
「キレる」と「怒る」をしっかり区別されているので、「アンガーマネジメント」ともかなり違う。なぜ「キレる」のか、「心の中の井戸…にいる私」での表現が非常にわかりやすいのです！！！
そこから「キレない私」になっていくのに田房永子さんは「ゲシュタルトセラピー」が有効で、その治癒（？）過程がまさに「マインドフルネス」実践版！とても平易に、わかりやすく描かれているのは中々ないですよーーー！
最後に載っている「ゲシュタルトの祈り」という詩も本当に素晴らしく、コピーして手帳に挟んでます☆
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