朝日新聞の記事より
安倍首相「国家公務員は全員『男の産休』を」
働き方改革は男性の意識が変わらなければ成功しません。家事や育児は夫婦で共に担う。子どもが生まれた直後から夫が育児に取り組めるよう、男性の育休に加え、妻の出産直後の休暇、いわば「男の産休」の取得を推奨していきます。
まず隗(かい)より始めよ。妻が出産する国家公務員には全員、妻の産休中に数日間の休暇、つまり男の産休を取得してもらいたいと思います。家事をしないことで悪名高き、私は違いますが、日本男性たちにとってはいよいよ名誉回復のチャンスだと思っています。(政府主催の「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で)2016年12月13日より
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これが実現したら中々すごいことだと思う。育休よりまず産休。そして育休はむずかしくとも「子どもが0歳の間(妻が産後1年まで)は定時退社!」というのが、私が実現したい社会。とにもかくにも、妻の出産前後に残業、ましてや出張、飲み会などは本当に信じられない。日本って世界で一番安全に子どもを産める国だけれど、そこにあぐらをかいて、過信してはいけないんじゃないだろうか。
現場(マタニティケア教室)で見ていると女性たちが気を遣って「間に合えば、立ち合いしてもらう」という発言をしています。間に合えば…って何!?決して立ち会いを強要しているわけじゃないですよ。いやいや心身ともに大変な時期の女性にそんな気を遣わせたらだめだよね。。。「この人と子育てをしたい!」っていう絶対的信頼を得られないんじゃないかな。
…というわけでまた旧ブログから「育休の定義」について移行します。ここでは女性の育休定義についてなんですが、ここをしっかり落とし込んでおかないと、男性の産休&育休もイベント的に終わっちゃうのかなと思います。
産休&育休って、「こんなに長い休み取れるのが一生に一度あるかないか」ぐらい貴重だから、ついうっかり「ホリデー」気分になってしまう。行列のできる美味しいパンケーキランチとか、平日午前にSALEとか(笑)!それはもちろん、堪能していい。いいけれど、ホリデーなだけじゃないんだよ。
育休で一番大切なことは、
●出産によって受けた心身のダメージを回復させること。
●新しく生まれた家族との新生活(育児という新プロジェクト)へのトレーニング。
誤解しやすいのが、女性が働けない分、夫が稼ぎ、妻は内助の功として、家事全般、育児全般を担い、夫仕事に邁進みたいな。。。
「2人目妊娠して、産休育休に入れば、俺大学に行って勉強できるのに」
と発言した男性に「産休&育休は出産のための体づくりと体のダメージ回復させる時期だ!アンタの勉強するための期間じゃない!」と歯向かったことあります。ナイフみたいに尖っては、触るものみな傷つけてたアノ頃のワタシ、ごめんねw!でも、いまだにそう思ってるよw
女性自身も、ついうっかり家事育児に精を出して(育休中は私もすっかりそのモードにはまるんでわかりますw)、役割分担ができてしまい、結局仕事復帰してからも、女性が全部担ってしまう。
で、「なんで私ばっかりこんな大変なの!?」となってしまう。
産休&育休中から、男性がメインとなって「新しき育児&家事プロジェクト」=夫婦史上最大プロジェクトをマネジメントするぐらいがちょうどいいと思うんですよ。
産後の体はダメージを受けています。無痛分娩だろうと、帝王切開だろうと、どんな出産方法であれ、胎盤が剥がれた子宮内壁から出血(悪露)があります。そして授乳生活(ミルクでも)で寝不足です。そんな体で国宝級に扱い厳重注意な新生児をお世話しなくてはいけない。超緊張!!
だから、ワーキングマザーだけでなく、専業主婦であっても、家事育児夫婦そろってやるべきだと思います。
育児…なめんなよ☆体にダメージをうけた新人母一人で担える程に赤ちゃんの命って軽くないのよ。
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