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2022年10月2日日曜日

2022年9月に観た映画~母になっても映画が観たい~

マンスリー観た映画☆9月に観た映画は11本。もう何をおいても大好きな俳優ファン・ジョンミンが本人役で出ている『人質』は前売り購入して日本最速で鑑賞!ただのファン・ジョンミン目当てだったのがストーリーもしっかり面白くて嬉しい!他に大作はもちろんだけれど「セイント・フランシス」「秘密の森の、その向こう」といった女性監督作品がめちゃ面白くていい!わざわざ女性監督と書くのはシャクだけれど、まだまだ圧倒的にマイノリティ。近々書かなくてもよくなりますように!


〇2022年9月に観た映画11本
さかなのこ
ブレット・トレイン
セイント・フランシス
NOPE ノープ
人質 韓国トップスター誘拐事件
LOVE LIFE
3つの鍵
サバカン SABAKAN
川っぺりムコリッタ
恋する惑星 4Kレストア版
秘密の森の、その向こう


\さかなのこ/

さかなクンを映画化!?しかものんが演じる!?とツッコミ入れたくなるのをねじ伏せるのが沖田修一監督の力技。「男か女かは、どっちでもいい」「普通って何?」「好きに勝るものはない」ミー坊(さかなクン)をとりまく人々が、ミー坊の「好き」にちょっとずつ影響されていく。「横道世之介」をさらにファンタジー化したような群像劇。でも追求する「好き」を見つけるのも一つの才能であってむずかしい。全員がみつけなくても「好き」を応援することで幸せが波及されていくのがあたたかい。魚が大好きだけれど、しっかり調理して食べるところも好き。幼馴染柳楽優弥、夏帆、不良総長磯村勇斗いいな~。本来なら恋愛フラグ立ちそうな所でも、まったくスルー。でも違和感がないのがさかなクンであり、そこにのんをキャスティングって最高。個人的には「髪結いの亭主」オマージュも好き。
【映画.comより】
魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化。「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。
小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。父親は周囲の子どもとは少し違うことを心配するが、母親はそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢中なミー坊は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがてひとり暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。
幼なじみの不良ヒヨを柳楽優弥、ひょんなことからミー坊と一緒に暮らすシングルマザーのモモコを夏帆、ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を磯村勇斗が演じる。原作者のさかなクンも出演。


\ブレット・トレイン/
伊坂幸太郎ファンの夫が夫婦50割でImaxチケット準備してくれたのでありがたく!とんでも日本像とデビッド・リーチ監督のとんでもアクションを日本一大きいImaxで堪能&爆笑!笑ってもブラピと真田広之はカッコいい!コロナ禍で日本ロケができず描かれるのは一昔前のハリウッドが描くtheニホン&ニホン人だけれど、このバランスがちょうどいいぐらいの突き抜けた破壊っぷり。リアル日本ロケしていたら、心が痛むっぷり。新幹線の名前がのぞみ→ゆかりというのと、本作の縁でブラピがおいしい役で出演した「ザ・ロストシティ」のサントラ・ブロック&チャニング・テイタムの役どころもいい!富士山がなんでそこで出てくるの?なんで今からラッシュ時間になるの?とか目くじら立てずに空っぽにして楽しむのがよき!
【映画.comより】
作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。


\セイント・フランシス/

\セイント・フランシス/
女性版カモンカモンという噂を聞きつけて行ったけれど、カモンカモン以上💛中絶、生理、産後うつ…女性の人生を左右するフィジカルなこと、レズビアンカップルのパートナーシップ、2人目育児、上の子問題が説教臭くも啓発的でもなく、あくまでもサラリとストーリーに落とし込まれていて唸る。色々唸りpoint合ったけれど何個か挙げると「経口中絶薬」。日本では中絶方法の安全性が諸外国より遅れをとっていて(恥)、いまだ掻爬術。認可が望まれる経口中絶薬だけれど、やはり服用後は大変だよね。当たり前のことだけれど内臓に影響を与えるわけで…それを付き合い始めたばかりの8歳年下彼氏と過ごすやりきれなさ。中絶に関しての言語化できないモヤモヤを姐御に非難されると思いきや…とか!生理中の失敗(漏れ)で気恥ずかしくなっているところを、産後うつ渦中の女性があるネタを元に笑わせて励ましているところ…それが産後うつ女性にとっても本来のユーモアと優しさを取り戻すきっかけになっていて唸る。34歳独身、仕事も安定せず…な主人公がわかりやすく成長するのではなく、シスターフッドの関係性の中で少しずつ周りに影響され、影響を与えていくバランスが絶妙!
【映画.comより】
30代女性と6歳の少女のひと夏の交流を描き、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭2019で観客賞と審査員特別賞を受賞したヒューマンドラマ。大学を中退し、レストランの給仕として働きながら夏の子守りの短期仕事を必死に探す34歳の独身女性ブリジット。子守りを任された6歳の少女フランシスやその両親であるレズビアンカップルとの出会いを通し、彼女の冴えない人生に少しずつ変化が訪れる。主演を務めるケリー・オサリバンが自伝的要素を盛り込んでオリジナル脚本を手がけ、これまでタブーとされることの多かった、生理、避妊、中絶など女性の心身にまつわる本音を、ユーモアを交えながら軽やかに描き出す。オサリバンの私生活のパートナーでもあるアレックス・トンプソンが長編初メガホンをとった。


\NOPE ノープ/

タイトルNOPEはNOのスラング。アフリカ系アメリカ黒人の主人公が白人彼女の実家に招待され、過剰に歓待されながらも黒人の使用人が多く違和感を感じていると…という「ゲット・アウト」、黒人一家のもとにそっくりな家族が訪問してという…「アス」のジョーダン・ピール監督作品!ネタバレせずには説明できない内容だけれどw、空に現れる巨大飛行物体ということで、また別の恐怖展開!これまでの人種問題に加え、ハリウッドやショウビズ世界問題も組み込まれていながら、そこかしこで笑える!「バーニング」「ミナリ」の韓国移民スティーブン・ユァンもおいしい役!
【映画.comより】
「ゲット・アウト」「アス」で高い評価を受けるジョーダン・ピールの長編監督第3作。広大な田舎町の空に突如現れた不気味な飛行物体をめぐり、謎の解明のため動画撮影を試みる兄妹がたどる運命を描いた。田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。長男は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。「ゲット・アウト」でもピール監督とタッグを組んだダニエル・カルーヤが兄OJ、「ハスラーズ」のキキ・パーマーが妹エメラルドを演じるほか、「ミナリ」のスティーブン・ユァンが共演。


\人質 韓国トップスター誘拐事件/

一番好き💛な俳優ファン・ジョンミンssiが本人役で主演なんて日本最速で観に行くわ!新作発表記者会見の場面からなので本人過去作品もたくさん見られるし、「新しき世界」オマージュも出てくるし、ブサイクで赤ら顔なんて自虐しちゃうのも、「新しき世界」で敵対していたパク・ソンウンが後輩役なのもいい!何より作品の中で”本人を演じる”というのは境界線が微妙過ぎて絶対に難しいはずなんだけれど、役柄にも見えるし、インタビューで語るジョンミンssiにも見えるし、凄すぎる。…と、ファンなだけで観たら、作品としてもしっかり面白い!人質解放までの二転三転も、エンディングもココまできっちり描くのも新しい!本作が長編デビューのピル・カムソン監督は注目していきたい!

【映画.comより】
「ただ悪より救いたまえ」「新しき世界」などで知られる韓国の俳優ファン・ジョンミンが実名で主演を務め、誘拐・監禁されたトップスターの決死の脱出劇を描いたサスペンス。記者会見から帰宅の途についた国民的スター俳優ファン・ジョンミンが、ひと気のない路地で何者かに連れ去られた。警察や関係者は必死で行方を捜すが、証拠も目撃情報もない。一方、パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したファン・ジョンミンは、自分が身代金目的で誘拐されたことを知る。まるでゲームのように犯行を楽しむ若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件の犯人だった。唯一の武器である卓越した演技力で犯人たちに対峙するファン・ジョンミンだったが……。共演はドラマ「イカゲーム」のイ・ユミ、ドラマ「梨泰院クラス」のリュ・ギョンス。


\LOVE LIFE/
「淵に立つ」「よこがお」も好き!深田晃司監督。リアルなんだけれど、どこか芝居がかっている絶妙なバランス。行方不明になった夫を探すこと数年、とうとう諦め、義父には認められていないけれど子持ち再婚をし、やっと1年。これからという時に不慮の事故で息子を自宅で亡くしてしまう。子を失う悲しみ、自責の念に苦しみ…とかなり絶望的な話なんだけれど、差し込まれるユーモア。いや、でもめっちゃ悲しいし、怒りもわく!「ここ、私笑っていいの!?」と突き付けられるー!タイトルが出てくるタイミングの切れ味たるや!
【映画.comより】
「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ている深田晃司監督が、木村文乃を主演に迎えて描く人間ドラマ。ミュージシャンの矢野顕子が1991年に発表したアルバム「LOVE LIFE」に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を描いた。再婚した夫・二郎と愛する息子の敬太と、日々の小さな問題を抱えながらも、かけがえのない時間を過ごしていた妙子。しかし、再婚して1年が経とうとしたある日、夫婦は悲しい出来事に襲われる。そして、悲しみに沈む妙子の前に、失踪した前の夫であり敬太の父親でもあるパクが戻ってくる。再会を機に、ろう者であるパクの身の回りの世話をするようになる妙子。一方の二郎も、以前つきあっていた女性の山崎と会っていた。悲しみの先で妙子は、ある選択をする。幸せを手にしたはずが、突然の悲しい出来事によって本当の気持ちや人生の選択に揺れる妙子を、木村が体現。夫の二郎役に永山絢斗、元夫のパク役にろう者の俳優で手話表現モデルとしても活躍する砂田アトム。第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。


\3つの鍵/

酔っ払い運転の事故により、幸せな3家庭の鍵がこじ開けられてしまうイタリア映画。1番目に登場するのは事故の直前に、陣痛のため1人タクシーを拾おうとする妊婦モニカ。事故を目撃するもそれどころではない(当然)!夫はほぼ単身赴任状態で健気に「大丈夫!」と伝えるが、産後女性の大丈夫は大丈夫ではない!しかも実の母親が産後に精神障害を起こしているため、自身も不安を抱えている。彼女が見ているのは現実?それとも「パーマネント野ばら」のような?2番目は事故を起こしたアンドレアと裁判官の両親。「どうやったら刑務所入らなくて済む?知り合いの裁判官に頼んでよ!」と反省の色を見せないバカ息子!…になってしまったのは何故か?根深い夫婦の関係性…でしんどいわ。3番目が一番kuso(あ、失礼しましたー)!イタリアにもいるのか…。事故でアパートが一部崩壊したので、安全確保のため7歳の1人娘を隣人老夫婦宅に預ける。どうやら夫の方は認知症が始まっているらしくて、急に不安になる父親。預けておいて「2度と預けるのはやめよう」と言うも、数日後妻不在時にジムに行くため娘を預けると老夫と娘が行方不明。すぐに近くの公園で見つかるが娘の膝枕でおもらしをしている老人を見て「娘が性被害にあった」と思い込み…。愛するものを大切にするあまり、暴力をもたらした…と思い込んでいる者に暴力で復讐するアレ!ホント迷惑以外のナニモノでもない!頼んでねーよ!たとえ暴力であろうと、暴力で返したら意味がない!それぞれの5年後、10年後は…どうなるのかと息をのんで見守る!

【映画.comより】
「息子の部屋」でカンヌ国際映画祭パルムドール、「親愛なる日記」で同監督賞を受賞しているイタリアの名匠ナンニ・モレッティが、同じアパートに住む3つの家族の素顔が、ひとつの事故をきっかけに次第に露わになっていく様子をスリリングに描いた人間ドラマ。ローマの高級住宅地にあるアパートに暮らす、3つの家族。それぞれが顔見知り程度で、各家庭の扉の向こう側にある本当の顔は知らない。ある夜、3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアの運転する車が建物に衝突し、ひとりの女性が亡くなる。同じ夜、2階に住む妊婦のモニカは陣痛が始まり、夫が出張中のためひとりで病院に向かう。1階のルーチョとサラの夫婦は、仕事場で起こったトラ
ブルのため娘を朝まで向かいの老夫婦に預けるが、認知症の老夫と娘が一緒に行方不明になってしまう。イスラエルの作家エシュコル・ネボの「Three floors up」が原作で、デビュー以来オリジナル作品を手がけてきたモレッティ監督にとっては初の原作ものとなった。出演はマルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルバケルら。


\サバカン SABAKAN/
草彅君が出てるし、1986年の長崎舞台ってノスタルジー担保、間違いないっしょ、わざわざ観に行かなくても…と先延ばししていたけれど、予想以上にいい!小学生男子全員半ズボン、当たり前に名札ブラブラ個人情報全開、本気で怒る近所のおじさん、小学生相手に本気で絡むヤンキー、よそのおうちの子に対する当たり前の親身加減…ああ昭和が詰まっている。同時に綺麗にノスタルジックにまとめてない。お父さんお母さんの容赦ない罵り合い、今やったら完全NGなぐらいに子どもの頭をバシバシ叩く、やり返す、何よりスタンドバイミーばりの自転車での大冒険!携帯もスマホもない時代だから、食卓での会話が盛ん、連絡をとるために足を運ぶ、思春期入り口だけれど、気持ちのやりどころを見つけられない時は親に甘える。演技経験のないという少年たち素晴らしい!尾野真千子、竹原ピストル、そして岩松了最高!あと貫地谷しほりが第2の池脇千鶴だわ!色眼鏡抜きに観ておもしろい。
【映画.comより】
1980年代の長崎を舞台に、2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いた青春ドラマ。1986年、夏。斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田は、夫婦ゲンカばかりだが愛情深い両親や弟と暮らしている。ある日彼は、家が貧しく同級生から避けられている竹本と、イルカを見るため海へ出かける。溺れそうになったり不良に絡まれたりと様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本だったが、やがて別れを予感させる悲しい事件が起こる。久田の両親を尾野真千子と竹原ピストル、大人になった久田を草なぎ剛が演じる。ドラマ「半沢直樹」の脚本などテレビや舞台の脚本・演出を手がけてきた金沢知樹が映画初監督を務め、萩森淳と共同でオリジナル脚本を執筆。


\川っぺりムコリッタ/
荻上直子監督(かもめ食堂)らしく食事シーン(フードコーディネーター飯島奈美)がとにかく豊かで美味しそう&ロケハン完璧!平屋のアパート「ハイツムコリッタ」と台風の度に増水するけれど川っぺりにドラマが生まれる街並!ただこれまでの作品と大きく異なるのが「死」がテーマであること。なので食事シーンがより一層生々しいことよ!松山ケンイチ(聖の青春以降目が離せない役者)演じる主人公は前科があって更生のためにいかの塩辛工場で働くんだけれど、時々賞与代わり(!?)にもらういかの塩辛の美味しそうなことよ!お隣の図々しくて距離感つかめない(コミュ障)のムロツヨシの間(ま)といい、工場長ホントいい人なんだけれど「更生のためにさ!」みたいに大きな声で言っちゃうところとか、ちょっとずつずれてて、みんな崖っぷち。崖っぷちでも生きたいと思えるのって人との交流、一緒に食べるご飯があるから。死についても生々しいので、大丈夫な時に観てほしい。それにしても満島ひかり、吉岡秀隆、緒方直人のキャスティングはもちろん素晴らしけれど、江口のりこ、黒田大輔、知久寿焼(たま)、柄本佑、薬師丸ひろ子(声のみ)、田中美佐子、笹野高史…ちょい役ですごいわー。
【映画.comより】
「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化。松山ケンイチ主演、ムロツヨシの共演で、孤独な青年がアパートの住人との交流を通して社会との接点を見つけていく姿を描く。北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田は、社長から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田が「風呂を貸してほしい」と山田を訪ねてきたことから一変する。山田と島田は、少しずつ友情のようなものが芽生え始め、楽しい日々を送っていた。しかし、山田がこの町にやってきた秘密が、島田に知られてしまい……。主人公・山田役を松山、島田役をムロがそれぞれ演じる。タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。


\恋する惑星/

日本公開当時(1995年)24歳だった私(作中の人物たちと同年代)は返還前の香港、九龍の雑多だけれどスタイリッシュな街並、スピード感、音響の強弱に、何より"なんかオシャレ"←語彙力wにしてやられた。正直、マギー・チャン、レスリー・チャンが出ている「欲望の翼」の方が好みだけれど、金城武を発掘し、フェイ・ウォン「夢中人」で耳をとらえ、なにより90年代の若者に香港映画の転換をしらしめた邦題のすばらしさ(それまで香港映画といえばジャッキー・チェン)。四半世紀を経て「あのストーカー行為は許されんだろ!」「633号の寂しそうだから一緒にいてあげる説の押しつけがましさよ!」と斜に構えていたけれど、やっぱり映画館の大画面、大音響で観ると2022年でもスタイリッシュ💛映画館に若者たちがイッパイ来ていたのも嬉しい!
【映画.comより】
香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー。エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。2022年には4Kレストア版が「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」(22年8月19日~シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン、シネマシティほか)で上映。


\秘密の森の、その向こう/
事前調べも、期待もせずに観に行ったらすごーくいい!大切にしたい作品。主人公ネリーとマリオンを演じる双子姉妹がなんとも自然で愛おしい。母(ネリーにとっての祖母)を亡くした母を思う気持ち、心を寄せようとする行動(車の後部座席からスナック菓子、飲み物を運転中の母に食べさせながら、最後にギュッとするところ)とか、演技なのを忘れてしまうような自然さだけに”子どもは親が思うより大人”表現に落とし込まれている。あらすじのところに書いてあるからアレだけど(これから観る予定の方は読まない方がbetter)自分が子どもと同じ年齢になって、一緒に遊べたらどんなにか楽しいし、色んなことをもっとわかるのにな~!絶妙な設定。そして8歳になった母が言うセリフが胸に沁みる!このセリフをすべての子どもに聞かせたいし、自分も伝えたい。
【映画.comより】
「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。本作が映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じ、「女の一生」のニナ・ミュリス、「サガン 悲しみよこんにちは」のマルゴ・アバスカルが共演。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。


🔴産後ケア教室(吉祥寺)🔴
●産後ケア教室吉祥寺【10月コース】5,12,19,26(水)10:30-12:30 あと1名さま受付中2022/03/30
※赤字の日付以降生まれのお子さんは4回を通してご同伴いただけます。
※11月は4週目が祝日にあたるため(11/23)開催を検討・調整中です。12月コースになるかも…ご検討中の方は10月コースへどうぞ。

【詳細】http://dailyshimang.blogspot.com/p/10001200-1204-6-81522291000-1200-7.html
【お申し込みフォーム】https://www.madrebonita.jp/programs/class-care/classrooms?utf8=%E2%9C%93&instructor_id=6

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