○2月に観た映画12本
AI崩壊
プリズン・サークル
his
ラストレター
サーミの血
ハスラーズ
37セカンズ
1917 命をかけた伝令
さよならテレビ
スキャンダル
スウィング・キッズ
ミッドサマー
\AI崩壊/
『SRサイタマノラッパー』から追いかけて(!)いる入江悠監督の最新作でなおかつ邦画にはめずらしいオリジナル脚本…そして何より規模がでかい!ということで期待&緊張(!)マックスで恒例の夫とともに鑑賞。”すげーーーー!オモシロいよ、入江さん!”ストーリー展開に涙するのと同時にコノ規模のでかさ(カーアクション、エクストラの多さとか)に涙が出てしまう。そして大好きな『ベイマックス』にも通じる”テクノロジーで人を幸せにしたい”という動機があってもいいよね。ちなみに主題歌をAIちゃんが歌っているんだけれど、AI崩壊にかけているのと同時にコレもベイマックスと共通。ポスター惜しいにゃ…いや、邦画らしい!?
【映画.comより】
「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江悠監督が自身のオリジナル脚本で、AIを題材に描いた近未来サスペンス。2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが……。大沢たかおが主人公・桐生を演じるほか、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、松嶋菜々子、三浦友和らが共演する。
\プリズン・サークル/
坂上香監督の前作「トークバック」でも感じたけれど”言葉”の威力は計り知れない。そして”言葉”を言葉たらしめる”対話”の威力を本作では更に感じた。対話に必要なのは相手。取り上げられた4人の若き受刑者たちはみんな虐待(身体、性、ネグレクト)、いじめを受けている。頭を撫でられたい気持ち、いや、頭の上に腕があったら殴られるのが怖くて逃げたい気持ち。彼らに必要なのはアドバイス、解決策より先に自分の気持ちを言語化していくこと。最後に出所する彼を見て本当は希望だけを見出したいのだけれど…。日本では服役中の受刑者40,000人。本作で扱う「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」プログラムを受けられるのは40人というのがもどかしい。
【映画.comより】
取材許可に6年をかけ、2年にわたり日本国内の刑務所に初めてカメラを入れて完成となったドキュメンタリー。官民協働による新しい刑務所であり、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを導入している日本で唯一の刑務所でもある「島根あさひ社会復帰促進センター」。受刑者たちはプログラムを通じて、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死など、自身が犯してしまった罪はもちろんのこと、貧困、いじめ、虐待、差別といった幼い頃に経験した苦い記憶とも向き合わなければならない。カメラは服役中の4人の若者を追い、彼らがTCを通じて新たな価値観や生き方を身につけていく姿が描かれる。監督は「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」「トークバック 沈黙を破る女たち」などアメリカの受刑者をテーマにした作品を手がけてきた坂上香。
\his/
同性愛カップルが娘の親権を元妻と争って…と聞いて「チョコレートドーナツ」を思い浮かべたけれど、今泉監督すげー。元妻も誰も悪者でないの(いや、弱いところとかもちろんあるけれど)。娘の親権勝ち取ってイエーイじゃない着地点がすごくよい。そして今の日本の同性愛への偏見はもちろん、働く母たちの自らを苦しめる呪い、母娘関係までいろいろ描かれていてすげー。宮沢和史の息子という宮沢氷魚の異形感すら感じさせる背の高さとかいいエッセンスー!(ちなみに184cmだそうですが)。『愛と法』の南和行さんが監修しているのも信頼がおけるなり。
【映画.comより】
「愛がなんだ」の今泉力哉監督が、男性同士のカップルが親権獲得や周囲の人々への理解を求めて奮闘する姿を描いたドラマ。春休みに江ノ島を訪れた男子高校生・井川迅は、湘南の高校に通う日比野渚と出会う。2人の間に芽生えた友情はやがて愛へと発展するが、迅の大学卒業を控えた頃、渚は「一緒にいても将来が見えない」と別れを告げる。出会いから13年後、ゲイであることを周囲に知られるのを恐れ、田舎で孤独な生活を送る迅の前に、6歳の娘・空を連れた渚が現れる。居候させてほしいという渚に戸惑う迅だったが、いつしか空も懐き、周囲の人々も3人を受け入れていく。そんな中、渚は妻と娘の親権を争っていることを明かし、ずっと抑えてきた迅への思いを告白する。迅を「映画 賭ケグルイ」の宮沢氷魚、渚を「沈黙 サイレンス」の藤原季節が演じる。
\ラストレター/
センチメンタル喫茶開店をもくろむ映画仲間からセンチメンタルプッシュされたので!あらすじ読むより重層的で、何より「リップヴァンウィンクルの花嫁」級のコミカルさもあっていい!みぽりんのやさぐれ具合は正しい中山美穂の使い方だし、何より豊悦最高や~。義母の英語教師役小室等も棒読みか!?思ったら、どんどんそれが味になっていて、演技も細かく岩井俊二色あふれててよかったな~。
【映画.comより】
「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。姉・未咲の葬儀に参列した裕里は、未咲の娘・鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。そこで初恋の相手・鏡史郎と再会した彼女は、未咲のふりをしたまま彼と文通することに。やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。主人公・裕里を松たか子、未咲の娘・鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介がそれぞれ演じる。
\サーミの血/
Uplinkのありがたい企画「見逃した映画特集2019」にて!「アナ雪」の耳に残るヨーク(ヨーデルのような)がサーミ人のものと聞いて、すでにAmazonPrimeで配信が始まっていて観かけたんだけれど、いややっぱりこれは映画館だと。北欧の少数部族(ラップ・ランドに住むので映画内ではラップ人とも)が差別を受けているという話なんだけれど、想像以上の差別、迫害。今でこそこうした少数民族の伝統を守ろうという動きが出てきているけれど、こんな差別を生き抜いてきたのか。辛いよ。。。
【映画.comより】
北欧の少数民族サーミ人の少女が、差別や困難に立ち向かいながら生きる姿を描いたドラマ。1930年代、スウェーデン北部の山間部に居住する少数民族サーミ族は、支配勢力のスウェーデン人によって劣等民族として差別を受けていた。サーミ語を禁じられた寄宿学校に通うエレ・マリャは、成績も良く進学を望んだが、教師からは「あなたたちの脳は文明に適応できない」と告げられてしまう。ある時、スウェーデン人のふりをして忍び込んだ夏祭りで、エレは都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ちる。スウェーデン人から奇異の目で見られ、トナカイを飼育しテントで暮らす生活から抜け出したいと思っていたエレは、ニクラスを頼って街に出る。監督のアマンダ・シェーネルはサーミ人の血を引いており、自身のルーツをテーマにした短編映画を手がけた後、同じテーマを扱った本作で長編映画デビューを果たした。主演はノルウェーでトナカイを飼い暮らしているサーミ人のレーネ=セシリア・スパルロク。2016年・第29回東京国際映画祭で審査員特別賞および最優秀女優賞を受賞した。
ジェニファー・ロペス様50歳!最高すぎる!格好良すぎる!ウォール街のエリート男を出し抜いてスカッとするストーリーではなくて、女同士の友情、でも単調なシスターフッド映画でないのは、女性ならではのその時の環境によってついたり、離れたりがあるところ。それを絶妙なメイクやヘアで見せてくれるのも、しんどいぐらいにエモい。シングルマザーの葛藤、J.Loが思春期の娘ともっと過ごしたいと願うシーンなんて胸を締め付けられる。乳幼児時代ではなく、思春期に親子時間をしっかり取ろうとするところがアメリカらしい(←こういう調査結果もある!素晴らしい)。私のジーンポイントはデスティニーの育ての親である祖母に対してのラモーナの態度!リスペクトフルで、高齢者に優しくするだけでなく、彼女の尊厳を活かしているところ。私もついつい友人たちの親に対する接し方って見ちゃうんだよな~。だから余計にあんなにゴージャスに輝いていたラモーナがどんどんやさぐれていく感じがしんどい。まだ2月なのに2020映画ベスト5ぐらい出ちゃっている感じ。でも、いい映画は観れば観るほど、もっと観たい。
【映画.comより】
リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を奪う計画を立てたという実話を、ジェニファー・ロペスと「クレイジー・リッチ!」のコンスタンス・ウーのダブル主演で映画化。年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始めたデスティニーは、そこでひときわ輝くストリッパーのラモーナと出会う。ストリッパーとしての稼ぎ方を学び、ようやく安定した生活が送れるようになってきたデスティニーだったが、2008年に起こったリーマンショックによって経済は冷え込み、不況の波はストリップクラブで働く彼女たちにも押し寄せる。いくら働いても自分たちの生活は向上しない一方、経済危機を起こした張本人であるウォール街のエリートたちの裕福な暮らしは変わらず、その現実に不満を募らせたラモーナが、デスティニーやクラブの仲間を誘い、ウォール街の裕福なクライアントから大金をだましとる計画を企てる。
\37セカンズ/
あらすじを読んで脳性麻痺の女性が性体験を…ここのところよくあるストーリーかと思いきや、観てよかった!素晴らしかった。特にキャスティング!主演の佳山明さんは主人公と同じ脳性麻痺を抱え、今回初演技ということだけれど、たたずまい、特に声が美しい。思いを抱えているけれど言い出せなくて飲み込む表情は劇中何度も出てくるけれど本当に素晴らしい。そして母役は「駆込み女と駆出し男」の演技もよかった神野三鈴さん。はたから見ると狂信的な共依存母なんだけれど…そうなる葛藤もにじみ出て素晴らしい。面倒見いい娼婦舞さん役の渡辺真起子さんも、編集者板谷由夏さんもいい…特に障がい者だからではない接し方をする人たち、いるよね、こういう人という希望。そしてサイタマノラッパーの(という枕詞はもう不要ではありますが)奥野瑛太さん最高です!アノ役のリアルさ!すばらしいはまり役でした。
【映画.comより】
出生時に37秒間呼吸ができなかったために、手足が自由に動かない身体になってしまった女性の自己発見と成長を描き、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で観客賞とCICAEアートシネマ賞を受賞した人間ドラマ。脳性麻痺の貴田夢馬(ユマ)は、異常なほどに過保護な母親のもとで車椅子生活を送りながら、漫画家のゴーストライターとして空想の世界を描き続けていた。自立するためアダルト漫画の執筆を望むユマだったが、リアルな性体験がないと良い漫画は描けないと言われてしまう。ユマの新しい友人で障がい者専門の娼婦である舞は、ユマに外の世界を見せる。しかし、それを知ったユマの母親が激怒してしまい……。主人公のユマと同じく出生時に数秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺を抱えながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、オーディションで見いだされ主演に抜てき。母親役を神野三鈴、主人公の挑戦を支えるヘルパー・俊哉役を大東駿介、友人・舞役を渡辺真起子がそれぞれ演じる。ロサンゼルスを拠点に活動するHIKARI監督の長編デビュー作。
\1917 命をかけた伝令/
1カット(風)という触れ込み通り…く、苦しかった。一緒に走ってしまったよね(スコみたいに速く走れないけど)。戦争映画なのに説教臭くなくて、人間臭くて。最終的にお国のためにではなくて、隣にいるアイツのためにだよね。
【映画.comより】
「007 スペクター」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカット撮影で描いた。1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。戦場を駆け抜ける2人の英国兵をジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンという若手俳優が演じ、その周囲をベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派が固めた。撮影は、「007 スペクター」でもメンデス監督とタッグを組んだ名手ロジャー・ディーキンス。第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞した。
\さよならテレビ/
弟推しにて。気になってはいたものの、韓国の報道ドキュメンタリー「共犯者たち」を見て、面白いけれど、しんど過ぎたので二の足踏んでおりましたら…めっちゃ、コメディか!?と思うほどに面白かった。役者には出せないリアル味にあふれたドキュメンタリー。エンディングの種明かしまで含めて、ドキュメンタリーながらエンターテイメント作品に昇華していてすごい!さすが、東海テレビ!
【映画.comより】
ヤクザの現実を追った「ヤクザと憲法」の監督とプロデューサーによる、現在のテレビの現場で何が起こっているのかを探ったドキュメンタリー。さまざまな社会問題を取り上げたドキュメンタリー作品を世に送り出している東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第12弾。潤沢な広告収入を背景に、情報や娯楽を提供し続けた民間放送。しかし、テレビがお茶の間の主役だった時代は過去のものとなり、テレビを持たない若者も珍しくなくなってしまった。マスメディアの頂点に君臨していたテレビが「マスゴミ」とまで揶揄されるようになったのは、市民社会が成熟したのか、それともテレビというメディア自体が凋落したのか。テレビの現場で何が起きているのかを探るため、自社の報道部にカメラを入れ、現場の生の姿を追っていく。2018年9月に東海テレビ開局60周年記念番組として東海地方限定で放送されたドキュメンタリー番組に40分以上のシーンを追加した。
\スキャンダル/
オープニングのシャーリーズ・セロンの独白からしてもう別人(なんだけれど、匂い立つシャーリーズ・セロン感)!夫と観に行ったのだけれど、中々に男性が居づらくなる作品のはずがしっかりエンタメ感があって最後まで息つく暇もない面白さ。ファーストペンギンになる人は決して「私が!私が!」と出る杭タイプではない。それぞれの葛藤があって、対比を上手く使った脚本がすごい。ニコール・キッドマン演じるグレッチェンを奮い立たせるのが目の端に映る子ども達(特に女の子)というのもさりげない演出ながらいい(ニコールキッドマンの提言らしい)。シャーリーズ・セロン演じるメーガンケリーが意を決して証言する時のこの世のものと思えない強い美しさ…カズ・ヒロのメイクアップ受賞は似せるだけでなく、シーンごとに役柄にマッチしていて素晴らしい!
【映画.comより】
2016年にアメリカで実際に起こった女性キャスターへのセクハラ騒動をシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演で映画化。アメリカで視聴率ナンバーワンを誇るテレビ局FOXニュースの元・人気キャスターのグレッチェン・カールソンが、CEOのロジャー・エイルズを提訴した。人気キャスターによるテレビ界の帝王へのスキャンダラスなニュースに、全世界のメディア界に激震が走った。FOXニュースの看板番組を担当するキャスターのメーガン・ケリーは、自身がその地位に上り詰めるまでの過去を思い返し、平静ではいられなくなっていた。そんな中、メインキャスターの座のチャンスを虎視眈々と狙う若手のケイラに、ロジャーと直接対面するチャンスがめぐってくるが……。ケリー役をセロン、カールソン役をキッドマン、ケイラ役をロビーが、ロジャー・エイルズ役をジョン・リスゴーが演じる。監督は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のジェイ・ローチ、脚本は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」でアカデミー賞を受賞したチャールズ・ランドルフ。シャーリーズ・セロンの特殊メイクを、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞を受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)が担当し、今作でもアカデミー賞のメイクアップ&スタイリング賞を受賞した。
\スウィング・キッズ/
【映画.comより】
K-POPグループ「EXO」のD.O.が主演を務め、タップダンスチームが人種やイデオロギーを超えてダンスで絆を深めていく姿を描いた韓国映画。日本でもリメイクされた大ヒット作「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督作で、ビートルズやデビッド・ボウイ、スウィングジャズのスタンダードナンバーであるベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」など名曲の数々が物語を彩る。1951年、巨済島捕虜収容所に新しく赴任してきた所長は、対外的イメージアップのために戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画する。収容所一番のトラブルメイカーであるロ・ギス、4カ国語を駆使する通訳者ヤン・パンネ、行方不明になった妻を捜す民間人捕虜のカン・ビョンサム、ダンスの実力を持ちながら栄養失調の中国人捕虜シャオパン、前職はブロードウェイタップダンサーの黒人下士官ジャクソンが集まり「スウィング・キッズ」が結成された。そんな寄せ集めダンスチームにある公演の話が舞い込む。D.O.がロ・ギス役を演じるほか、ブロードウェイミュージカルの最優秀ダンサーに授与される「アステア賞」の受賞者であるジャレッド・グライムスがジャクソン役を演じる。
\ミッドサマー/
アリ・アスター監督のホラー映画の中でも美への変態的な執着が爆発☆しかも北欧とか花とか白夜の世界観が好きだから超絶好みでした!90年に一度のスウェーデンの祝祭(フィクション)はアースデイや原っぱ祭りの本場モノばりに美しくオシャレw!家族の死を昇華していくのが共感であり、体を動かすこと(原始的なダンスという手法で)、ホラー(かつコミカル)でありながら染み入ってしまった。お得意の残酷描写は目を背けたくなるけれどディテール確認のため、もう1回観に行きたい。
【映画.comより】
長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督の第2作。不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じるほか、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「パターソン」のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールターらが顔をそろえる。
●産後ケア教室@赤羽(水)●( )内は4回通して同伴可能なお子様のお誕生日
●マタニティケア教室@吉祥寺●
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