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2020年10月29日木曜日

10月に観た映画~母になっても映画が観たい~

 人数制限、座席規制がなくなった10月ですが、引き続き座席規制のある映画館をついつい選んでしまいます。が、たくさんの映画が公開を延期、あるいは中止せざるを得ない状況は一映画ファンとしては辛すぎる!せめて11月の映画ファーストデイ(毎月1日)に間に合うように月末にご報告。


〇10月に観た映画6本
TENET テネット
82年生まれ、キム・ジヨン
フェアウェル
スパイの妻
朝が来る
ミッドナイトスワン

\TENET テネット/
いやー、面白かったー!相変わらずわけわかめだけど、ずっとオモシロい☆上から読んでも下から読んでもTENET!後ろから前からどうぞー!カーアクションが大好きなんだけれど、特にバックで跳ばすのが好きという自分の傾向を改めてつきつけられてびっくり。(っていうか、もうあのカーアクションシーンは時間軸複雑すぎてホントわからないよね)10月は父のことで映画館に行く時間がまったく取れなそうだけれど、5本観た分ぐらいの情報量。

【映画.comより】
「ダークナイト」3部作や「インセプション」「インターステラー」など数々の話題作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本のアクションサスペンス超大作。「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く。主演は名優デンゼル・ワシントンの息子で、スパイク・リー監督がアカデミー脚色賞を受賞した「ブラック・クランズマン」で映画初主演を務めたジョン・デビッド・ワシントン。共演はロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、アーロン・テイラー=ジョンソンのほか、「ダンケルク」に続いてノーラン作品に参加となったケネス・ブラナー、そしてノーラン作品に欠かせないマイケル・ケインら。撮影のホイテ・バン・ホイテマ、美術のネイサン・クローリーなど、スタッフも過去にノーラン作品に参加してきた実力派が集い、音楽は「ブラックパンサー」でアカデミー賞を受賞したルドウィグ・ゴランソンがノーラン作品に初参加。


\82年生まれ、キム・ジヨン/
原作を発売前から予約するほど楽しみにしていたものの、映画版の予告を見ると全然違う作品になっており…ドキドキしながらも公開早々に鑑賞。結果、どうかと思う程に全編にわたり泣いてしまい、恥ずかしかったw。特に映画化されて産後のこと、女性の出産後の働き方、母娘関係がかなり色濃くなっていて、私の仕事の原点にも触れているから。「疲れているんだから、無理しないで」という気遣いの言葉に言い返せない息苦しさ…なんというか、喉にセメントがつまっていくような当時の感じを思い出して本当に辛かった。広告代理店で働いていのだけれど出産を機に退社して、焦燥感にかられ「パン屋で働きたい」と言うと「好きな仕事じゃないだろ」「君は疲れているんだから」と夫に反対され、やっと元の職種の伝手ができると姑から「息子に育休とらせるなんてどういうつもり」と反対される行き止まり感。それ以上につらいのは一番の味方であるはずの夫の気遣いゆえの、気の通じなさ!原作のキム・ジヨンはじめ、名前を持たない男性陣たちが映画化でどうしてもビジュアルが明かされ、限定されてしまう。あらゆるディテールが詳らかにされて全く違う作品のようでいて、女性として生きる微細な生きづらさが際立ってくる。本作に出演することで主演のチョン・ユミさんはかなりバッシングを受けたようだけれど、コン・ユさんもよくぞこの夫役を引き受けて演じ切ってくれたな…本当に素晴らしいです。キム・ジヨンも私も社会とつながりたいし、誰かの役に立ちたいし、1人の足で立ちたいんだよー!!
『82年生まれ、キム・ジヨン』
コン・ユ&チョン・ユミ出演の辛いけれどすごい映画『トガニ』

【映画.comより】
平凡な女性の人生を通して韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き、日本でも話題を集めたチョ・ナムジュのベストセラー小説を、「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、母として妻として生活を続ける中で、時に閉じ込められているような感覚におそわれるようになる。単に疲れているだけと自分に言い聞かせてきたジヨンだったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになってしまう。そして、ジヨンにはその時の記憶はすっぽりと抜け落ちていた。そんな心が壊れてしまった妻を前に、夫のデヒョンは真実を告げられずに精神科医に相談に行くが、医師からは本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまう。監督は短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。


\フェアウェル/
おばあちゃん映画、おじいちゃん映画が大大大好き、ラッパーのオークワフィナも大好きなので予告編観た時から鑑賞決定!中国ではガンを告知しない。何故なら「ガンではなく、恐怖にやられてしまうから」それをイギリスに留学していた若い医師とニューヨークに育つビリー(オークワフィナ)が英語でやり取りするのは何とも切ない。死生観って国、文化、そして宗教によって全然違う。じつは重いテーマなんだけれど、アメリカ育ちの中国人が中国に帰国してぶちあたるカルチャーギャップをさすがのスタジオ「A24」の映像の美しさで見せてくれる。大作ではないけれど食事シーンと食事で大の大人というかおじさん、おばさんも親にとっては子どもになってしまうシーンとか好き。久しぶりに生涯ベスト10に入るアン・リーの「恋人たちの食卓」観たくなった。ちなみにオークワフィナが劇中、すごい首が前に出ていて(姿勢悪く)気になっていたのだけれど、インタビュー動画見ると普通なんだよなー。役作り!?

【映画.comより】
中国で生まれアメリカで育ったルル・ワン監督が自身の体験に基づき描いた物語で、祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、余命わずかな祖母のために帰郷し、それぞれが祖母のためを思い、時にぶつかり、励まし合うながら過ごす日々を描いたハートウォーミングドラマ。ニューヨークに暮らすビリーは、中国にいる祖母が末期がんで余命数週間と知らされる。この事態に、アメリカや日本など世界各国で暮らしていた家族が帰郷し、親戚一同が久しぶりに顔をそろえる。アメリカ育ちのビリーは、大好きなおばあちゃんが残り少ない人生を後悔なく過ごせるよう、病状を本人に打ち明けるべきだと主張するが、中国に住む大叔母がビリーの意見に反対する。中国では助からない病は本人に告げないという伝統があり、ほかの親戚も大叔母に賛同。ビリーと意見が分かれてしまうが……。「オーシャンズ8」「クレイジー・リッチ!」のオークワフィナが祖母思いの孫娘ビリーを演じる。


\スパイの妻 劇場版/
黒沢清監督作品ということで不穏さを楽しみにしていたけれど…予想以上の不穏さ!きっと世の中には国家よりも自身の(男女の)生き方、愛を優先して歴史が変わっていることがあるよね。嗚呼、震える!蒼井優の安定感(っていう言葉はめちゃくちゃ不釣り合いだけれどw)、高橋一生の演技のすごさに初めて驚愕(申し訳ない話だけれど唇の薄い男性が苦手でなるべく見ないようにしていた←何様w)本当に静かな演技がすごい。半沢以降の顔圧(ガンアツという言葉があるなら)押し出しよりも、引いていく表情の演技!衣装も街並みも(なんと「いだてん」のセットとか!)素敵。東出昌大君も不穏だわ~!!本当にみんな適役!

【映画.comより】
2020年6月にNHK BS8Kで放送された黒沢清監督、蒼井優主演の同名ドラマをスクリーンサイズや色調を新たにした劇場版として劇場公開。1940年の満州。恐ろしい国家機密を偶然知ってしまった優作は、正義のためにその顛末を世に知らしめようとする。夫が反逆者と疑われる中、妻の聡子はスパイの妻と罵られようとも、愛する夫を信じて、ともに生きることを心に誓う。そんな2人の運命を太平洋戦争開戦間近の日本という時代の大きな荒波が飲み込んでいく。蒼井と高橋一生が「ロマンスドール」に続いて夫婦役を演じたほか、東出昌大、笹野高史らが顔をそろえる。「ハッピーアワー」の濱口竜介と野原位が黒沢とともに脚本を担当。「ペトロールズ」「東京事変」で活躍するミュージシャンの長岡亮介が音楽を担当。第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。


\朝が来る/
私が辻村深月さんの作品にのめり込むきっかけになった大好きで大切な作品。永作博美は「八日目の蝉」といい育ての親すごい合う!なんか溶け込むんだよね。浅田美代子も子ども関連のNPO代表感ありまくり!井浦新は意外なキャストだったんだけれど、不妊の原因が自分にあったことを受け入れる葛藤をよくぞ演じ切ってすごい!そして蒔田彩珠が素晴らしかった~!!河瀬直美監督らしい自然の光も美しい!…が!!!特別養子縁組をするためにこのNPOベビーバトンでは「子どもを大切にするために、共働きはやめてほしい。どちらかに子育てに専念してほしい」って何?原作ではそういう質問が出てくるけれど、そんな約束してないよ。働きながらだって子ども大切にできるよ!結局主人公は自分の決断で仕事を辞めたけれどね。結構冒頭の方だけれど、ちょっとコノ改変は許せず、チーンとなってしまった。不妊から養子を考える夫婦の葛藤、とくに男性の腹落ちまでっていうのが、この作品のもう一つの大事なところなのに。映画版かなり高評価ついてるのですが、絶対絶対原作を読んでほしい。

【映画.comより】
直木賞、本屋大賞受賞作家・辻村深月のヒューマンミステリー小説で、テレビドラマ化もされた「朝が来る」を、「あん」「光」の河瀬直美監督のメガホンで映画化。栗原清和と佐都子の夫婦は一度は子どもを持つことを諦めるが、特別養子縁組により男の子を迎え入れる。朝斗と名付けられた男の子との幸せな生活がスタートしてから6年後、朝斗の産みの母親「片倉ひかり」を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話が突然かかってくる。当時14歳で出産した子を、清和と佐都子のもとへ養子に出すことになったひかりは、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心やさしい少女だった。しかし、訪ねて来たその若い女からは、6年前のひかりの面影をまったく感じることができず……。栗原佐都子役を永作博美、栗原清和役を井浦新、片倉ひかり役を蒔田彩珠、栗原夫婦とひかりを引き合わせる浅見静恵役を浅田美代子がそれぞれ演じる。新型コロナウイルスの影響で通常開催が見送られた、2020年・第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」に選出。


\ミッドナイトスワン/
ちょっと強引すぎる演出・展開はあるものの…草彅剛の演技(特に手術後の後遺症シーンよくやった!)、バレエ講師真飛聖もよかったなー。何より一果役を演じる服部樹咲!!本格的にバレエをやっていたというので、バレエシーンが本当に美しかったし、表情も言葉もない一果が踊っている時だけ内側からあふれる笑み…演技未経験のところでそのふり幅を引き出せているのだと思う。そして一果と唯一の友人りんの屋上でのシーン、会話が最高でそこだけで5億点。

【映画.comより】
草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた、「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。草なぎが主人公・凪沙役を、オーディションで抜擢された新人の服部樹咲が一果役を演じるほか、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲらが脇を固める。


おうちでマタニティケア 火曜日9:30-10:20,土曜日7:00-7:50(10/31休講です)
おうちで産後ケア(単発)水曜日9:30-10:20
おうちで女性ボディケア(更年期にも)木曜日9:30-10:20
朝活バランスボール部 平日5:30-6:00
◆朝活バランスボール部Instagram

【スタジオレッスン】赤ちゃんとのお出かけ練習にも
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12月以降しばらくお休み予定です。ぜひ11月コースへ




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