〇2019年に観た映画ベスト10!
〇6月に観た映画5本
ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
精神0
三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実
はちどり
悪の偶像
ほぼ3か月近くぶりの映画館( ノД`)!は~、幸せです☆こんなにも映画館に行ってない期間は18年前の1人目を出産後ぐらい!?ということで大事な自粛明け映画に選んだのが「ストーリー・オブ・マイライフ」。でも本編に行く前に予告編が全部初見っていうのもアガったー。もう「次、何しよう!?」とワクワクしていました。自宅で見ていると飛ばしちゃうけれどね。そして肝心の本編は最高!マドレ手ぬぐい持っていったのですが、びしゃびしゃ。いやー、若草物語って何度も映画化されていて、ほぼ全部見てるし、原作も読んでストーリーわかっているのに!やはり、ノっている俳優陣が演じるパワー、ノッている監督&製作チームが作り上げるパワーすごいなー。シアーシャ・ローナン以外のジョーはもう考えられない。そして #me too活動家のエマ・ワトソンがメグを演じるなんて皮肉なようでいてその時代の信念を体現している。そしてフローレンス・ピュー演じるエイミー!四姉妹の中で一番悪役と言うか…になりがちなエイミーをここまで個性に進化させているのがすごい!ミッドサマーでも感じたけれど、への字口があんなにチャーミングな俳優はいないよ。こんなティモシー・シャラメもよき、母ローラ・ダーンも強い美しさ。そして四姉妹の母としては「いいなー、若草物語ですね」言われていつも感じるモヤモヤを吹き飛ばしてくれる四姉妹の賑やかさ&暴力性(笑)。髪引っ張って取っ組み合いの喧嘩するんだわ~。自粛明けに最高の1本でした。
【映画.comより】
「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を新たな視点で映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。幼なじみローリーを「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、長女メグを「美女と野獣」のエマ・ワトソン、末っ子エイミーを「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、ジョーの人生に大きな影響を与えるマーチ叔母をメリル・ストリープがそれぞれ演じる。第92回アカデミー賞では作品賞はじめ計6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。
\精神0/
「病気ではなく人を看る」革命的な精神科医山本昌知さん(『精神』に詳しい)が82歳を迎え突然の引退。戸惑う患者たち。「先生がいなくなったら、僕たちどうすればいいんだ」「コレ(携帯電話)があるから。いつでも電話できるから」ひたすら患者の声に耳を傾け、生活保護者には問診中にお金を貸し(!)、「今日の夕飯に」とお好み焼きの差し入れを受け取り、「あなたたちはすごい。病とともに生きてすごい。僕がいるのはあなたたちのおかげ」という山本さん。中学校から同級生の妻との生活のために引退する。これまで患者を寝泊まり(!)させたりしていたのは、妻が受け入れていたから。今度は山本さんが支える番…というとあまりにも美しい老夫婦愛の物語なんだけれど、妻の芳子さんは認知症が進んでいてニコニコと笑っているけれど…。亡くなった母とほぼ同年齢で本当に見ているのが辛くなった、温かい2人の生活なのに本当に「愛と老い」をつきつけられて。人間は一人で生きられない…けれど親が高齢になる頃、自分も新しい家族・人生がいそがしい時期で「よろしくやってね」と見て見ぬふりをしている老夫婦、高齢両親の姿をまざまざとつきつけられる。山本さんのとにかく不器用な家事と妻を何も言わずに見守るところ、そしてそんな夫婦を観察映画監督だからというのももちろんあるけれど(!)全く手を出さずにカメラをまわす想田監督。もう、あの瓶を開けるところとか…手出しちゃうよね、私だったら。そして漫画に出てきそうな芳子さんの友達とか、もう最高。静かにつきつけてくるすごい映画だ。
【映画.comより】
ドキュメンタリー監督の想田和弘が「こころの病」とともに生きる人々を捉えた「精神」の主人公の1人である精神科医・山本昌知に再びカメラを向け、第70回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でエキュメニカル審査員賞を
受賞したドキュメンタリー。様々な生きにくさを抱える人々が孤独を感じることなく地域で暮らす方法を長年にわたって模索し続けてきた山本医師が、82歳にして突然、引退することに。これまで彼を慕ってきた患者たちは、戸惑いを隠しきれない。一方、引退した山本を待っていたのは、妻・芳子さんと2人の新しい生活だった。精神医療に捧げた人生のその後を、深い慈しみと尊敬の念をもって描き出す。ナレーションやBGMを用いない、想田監督独自のドキュメンタリー手法でつくられた「観察映画」の第9弾。
\三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実/
緊急事態宣言前から上映していて、観に行き損ねて諦めていたのが、ありがたいことにシネコンでもまだやっていた!いやー、三島チャーミングゥ!ポスターの写真カッコいいとこ切り抜いてるわー思ったら、三島支持の場所からの撮影とは…セルフィー時代の今生きていたらどんなインスタやっていたことか!?全共闘との討論会というからどんだけ殺伐と、そしてある意味血なまぐさいのを想像していたら、のっけからユーモアたっぷりだし、何より20歳年下の学生たちの声をしっかり聴き、決して否定しない態度に感動してしまった。ああ、言葉でこうして人を惹きつける人は言葉を恭しく扱っている。またも産後セルフケアインストラクターの職業病で目をはなせなかったのが論客芥正彦(寺山修司と演劇雑誌を発行している人物)が1歳に満たない赤ちゃんを肩車したり、抱っこしながら激論交わしているんだけれど、抱っこの手には煙草をもっているし、三島もそばでプカプカふかしているし、でもすごいおだやかに赤ちゃんが見ているんですよ(笑)。「赤ちゃん連れ・子連れ論争」って時代ごとに波がやってくるけれど、「子どもにとって安全な環境か!?」「子どもの預け先がないか!?」いろいろ時代で変わってておもしろい。
【映画.comより】
969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。1968年に大学の不正運営などに異を唱えた学生が団結し、全国的な盛り上がりを見せた学生運動。中でももっとも武闘派とうたわれた東大全共闘をはじめとする1000人を超える学生が集まる討論会が、69年に行われた。文学者・三島由紀夫は警視庁の警護の申し出を断り、単身で討論会に臨み、2時間半にわたり学生たちと議論を戦わせた。伝説とも言われる「三島由紀夫 VS 東大全共闘」のフィルム原盤をリストアした映像を中心に当時の関係者や現代の識者たちの証言とともに構成し、討論会の全貌、そして三島の人物像を検証していく。ナビゲーターを三島の小説「豊饒の海」の舞台版にも出演した東出昌大が務める。監督は「森山中教習所」「ヒーローマニア 生活」の豊島圭介。
\はちどり/
ああ、すばらしい!!緊急事態宣言明けでこんなにも素晴らしい映画が目白押しで感動疲れするぐらい。「わたしたち」が10歳の少女の目を通した全世界だったのが、「はちどり」は中2生。大人でもなく子どもでもなく、親の親以外の顔を発見してしまう衝撃、親友だけど時にあっさり裏切る、簡単にくっついたり離れたりする恋愛関係、かぎりなく恋愛に近い先輩後輩関係(ウニに思いを寄せる子が「わたしたち」のジアに見えるんだけど調べられなかった)…。自分の世界ではちどりのようにせわしくなく生きる中で起きる大きな事故・事件。きっとこのコロナ禍の中でも新しいドラマがたくさん生まれているのだろう。大人でありながらしっかりウニの話を聴いてくれるヨンジ先生。そんな斜めの関係性がすべての中学生におとずれるように祈りながら観た。「わたしたち」が好きな人全員見てほしい。
【映画.comより】
1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた人間ドラマ。本作が初長編となるキム・ボラ監督が、自身の少女時代の体験をもとに描き、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞した。94年、空前の経済成長を迎えた韓国。14歳の少女ウニは、両親や姉兄とソウルの集合団地で暮らしている。学校になじめない彼女は、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。小さな餅屋を切り盛りする両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がなく、兄はそんな両親の目を盗んでウニに暴力を振るう。ウニは自分に無関心な大人たちに囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジがやって来る。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、ウニは心を開いていくが……。
\悪の偶像/
演技派ぞろいの韓国俳優業界の中でも群をぬいている「シュリ」のハン・ソッキュ、そしてそしてー「オアシス」「殺人者の記憶法」のソル・ギョング!出だしのナレーションの衝撃の内容(ネタバレっちゃうけれど、知的障害のある息子のマスターベーションを父親である自分が介助していた。罪悪感に苛まれながらも死ぬまでしてあげたかったというもの)はもちろんだけれど、声だけで伝わるソル・ギョング味!苦悩する父親演じたら右に出る者なし!あらすじを読む以上にスリリングでグングンひきつけられる!!…ががが、後半どんどん盛り込み過ぎて迷走。後半は飽きてしまったなー、もったいない。
【映画.comより】
「シュリ」「ベルリンファイル」のハン・ソッキュ、「オアシス」「殺人者の記憶法」のソル・ギョングという韓国映画界を代表する2人の実力派俳優が共演し、ひき逃げ事件の加害者の父と被害者の父の運命が交錯するさまを描いたサスペンスノワール。息子のヨハンが飲酒運転で人をひき殺してしまったことを知った市議会議員のミョンヒは、事件をもみ消そうとする。しかし、現場に居合わせた被害者の新妻リョナの行方がわからなくなっていることが判明。事実が明るみに出ることを恐れるミョンヒは、リョナの行方を追う。一方、被害者の父親であるジュンシクは、リョナが妊娠していることを知り、なんとかして彼女を捜し出そうとする。それぞれのルートでリョナを追うミョンヒとジュンシクだったが……。監督・脚本は「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」のイ・スジン。
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