マンスリー観た映画紹介☆毎日の部誌でさりげなく映画を推して、朝活部のみんなもじわじわ1人映画を楽しんでいて嬉しい!2月に観た映画は10本…「仕事してんのかよ!」という感じですが、仕事を入れられない状況だったので、空いている時間をパズルのように組み合わせて(←地味に好きな作業)を楽しみました。邦画が充実、そして韓国映画!
〇2021年2月に観た映画10本
ヤクザと家族 The Family
ミセス・ノイズィ
花束みたいな恋をした(2回目)
すばらしき世界
佐々木、イン、マイマイン
哀愁しんでれら
ノンストップ
すばらしき世界(2回目)
藁にもすがる獣たち
あの頃。
綾野剛好きのため楽しみにしていた作品。ヤクザの終末期の歴史…切ない。つい最近まで「孤狼の血」は楽しんでいたのに、今ヤクザ映画観るしんどさを突き付けられるよう。なぜならヤクザは終わってた。前半のヤクザの親分舘ひろしがもう恥ずかしくて&笑っちゃうぐらいコテコテのカッコよさ。コレ演じられるのももう舘ひろししかいないんだろうな。これ2時間続くのしんどいと思ったら、後半に効いてくる。暴力沙汰ではなく、世間の目に滅ぼされていくサマ。「きのう何食べた?」ジルベール役の磯村勇斗が舘ひろし⇒綾野剛⇒とつながる系譜の翼を演じていたんだけれど、すごくいい!
【映画.comより】
「新聞記者」が日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた藤井道人監督が、時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を3つの時代の価値観で描いていくオリジナル作品。これが初共演となる綾野剛と舘ひろしが、父子の契りを結んだヤクザ役を演じた。1999 年、父親を覚せい剤で失った山本賢治は、柴咲組組長・柴崎博の危機を救う。その日暮らしの生活を送り、自暴自棄になっていた山本に柴崎は手を差し伸べ、2人は父子の契りを結ぶ。2005 年、短気ながら一本気な性格の山本は、ヤクザの世界で男を上げ、さまざまな出会いと別れの中で、自分の「家族」「ファミリー」を守るためにある決断をする。2019年、14年の出所を終えた山本が直面したのは、暴対法の影響でかつての隆盛の影もなくなった柴咲組の姿だった。
\ミセス・ノイズィ/
入院期と重なって中々観に行けなかった作品。低予算のためどうしても芝居がかっていて、入り込めるか心配だったけれど杞憂に終わった。ただの騒音&嫌がらせ問題ではなくて、視点を変えるだけで正義にも悪にもなる。予告からはまったく読めなかった、子育てやパートナーシップ、当事者性やそして最終的にシスターフッドに着地して…。仰々しくないけれど、希望をもてるエンディングだったー!、
【映画.comより】
「フィガロの告白」の天野千尋が監督・脚本を手がけ、隣人同士の些細な対立が大事件へと発展していく様子を描いたサスペンスドラマ。小説家で母親でもある吉岡真紀は、スランプに悩まされていた。ある日、突如として隣の住人・若田美和子による嫌がらせが始まる。それは日を追うごとに激しさを増し、心の平穏を奪われた真紀は家族との関係もギクシャクしていく。真紀は美和子を小説のネタにすることで反撃に出るが、その行動は予想外の事態を巻き起こし、2人の争いはマスコミやネット社会を巻き込む大騒動へと発展していく。主人公の小説家・真紀を「共喰い」の篠原ゆき子、隣人の美和子を「どうしようもない恋の唄」の大高洋子、真紀の娘を「駅までの道をおしえて」の新津ちせがそれぞれ演じる。2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門出品。
おかわり(2杯目)鑑賞。本当に本当に可愛くて愛おしい麦くん・絹ちゃんカップルに会いたくて、同時に20代の私に会いたいんだな。実は私と夫との出会いも終電逃しで2人が別れた年ごろに出会って(←いつまでそんなことやっているんだって話だがw)、結婚して22年経つけれど、絹ちゃんたちのように21歳のモラトリアムな時期に出会っていたらきっと別れていただろうな。今さらの摂理だけれど、タイミングが物事を左右する。2回目なのでじっくりと2人の演技(喧嘩シーンが素晴らしすぎる)、別れ話で麦くんの泣き出すタイミング、人数合わせの合コンにいた半端な年齢のアノ人がSRサイタマノラッパーのトムさん!?とか新カップルが話題にする崎山蒼志の名前を長女(高3)から聞いていたとか…ディテール楽しめた💛あと素晴らしいパンフレット(三浦しおんさんのレビューが秀逸)をじっくり読んでからだとまだまだ楽しめる☆麦くんは「絹ちゃんとの現状維持」のためにやっとついた仕事で”好き”を手放していく。絹ちゃんは変わらない。ここに出産が重なったらどうなるのだろう。私も絹ちゃんのように仕事で”好き”を手放すことはなかったけれど、出産・育児で手放しかけてしまった(結果産後うつに)。別人になってしまったよね。出会うタイミングはもちろんだけれど、成長タイミングとか、いろいろからまってくる。
【映画.comより】
「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」など数々のヒットドラマを手がけてきた坂元裕二のオリジナル脚本を菅田将暉と有村架純の主演で映画化。坂元脚本のドラマ「カルテット」の演出も手がけた、「罪の声」「映画 ビリギャル」の土井裕泰監督のメガホンにより、偶然な出会いからはじまった恋の5年間の行方が描かれる。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦と八谷絹。好きな音楽や映画がほとんど同じだったことから、恋に落ちた麦と絹は、大学卒業後フリーターをしながら同棲をスタートさせる。日常でどんなことが起こっても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが……。
\すばらしき世界/
ああ!もう今年は邦画がすばらしすぎる!西川美和監督だし、役所広司だし、「…しき映画」に間違いはないし(韓国映画あたらしき世界が好きすぎる)…期待値マックスで行ったけれど、K点超えてきた!まずは予告編で想像していた役所広司演じる三上が13年(それ以前にもしょっちゅう入っていた)の刑務所生活からの出所でおおいに反省して素直ないい人になっているかと思いきや、出所して声が届かないのをいいことに「ざまーみろ!」って言っちゃうし、短気で喧嘩っ早いまま!ただそれだけ正義感にあふれていて、めちゃくちゃチャーミングなんだわ。出所してまずは絶対に「つながりを持つこと」というアドバイスは服役者だけでなく、産後女性にも言えるので…母たちにも見てほしいにゃー。TVディレクター役の仲野太賀はもちろん、身元引受人弁護士の橋爪功、梶芽衣子夫妻、スーパー店長の六角精児、生活保護担当の北村有起哉、ヤクザの姐さんキムラ緑子、長澤まさみも…取り巻く人々がみんな生きていて、みんないいし、みんなベストアクトじゃね?西川美和監督初の小説原案だけれど、終着点がしっかり西川美和節で…ホント好き。ゆれる、ディア・ドクター、夢売るふたり…も大好きだけれど、さらに更新。
【映画.comより】
「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、保護司・庄司夫妻の助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、テレビディレクターの男とプロデューサーの女が近づいてくる。彼らの真の目的は、社会に適応しようとあがく三上の姿を番組で面白おかしく紹介することだった。まっすぐ過ぎる性格であるが故にトラブルの絶えない三上だったが、彼の周囲にはその無垢な心に感化された人々が集まってくる。
\佐々木、イン、マイマイン/
絶対好きだろうと思って楽しみにしていたのに入院&退院後の安静で見逃していたのを(ちょっと前にはなるけれど)やっと観れた。私の佐々木は誰だろう!?決してヒーローではないし、全人格認めているわけでもないけれど、アノ行動、アノ言葉が心に残っている、そして突き動かす。みんな心に佐々木がいて、みんな誰かの佐々木でもある。悠二を演じた藤原季節(hisの人)、ユキを演じた萩原みのり(37セカンズのずるい子SAYAKAや花束の麦くん現恋人)…まだまだすごいいい役者さんがたくさんいて嬉しい。
【映画.comより】
初監督作品「ヴァニタス」がPFFアワード2016観客賞を受賞し、人気バンド「King Gnu」や平井堅のMVなどを手がける内山拓也監督の青春映画。俳優になるために上京したものの鳴かず飛ばずで、同棲中のユキとの生活もうまくいかない日々を送って悠二は、高校の同級生の多田と再会をする。悠二は多田との再会で、在学当時にヒーロー的存在だった佐々木との日々を思い起こす。悠二はある舞台出演のため稽古に参加するが、稽古が進むにつれ、舞台の内容が過去と現在にリンクし、悠二の日常が加速していく。そんな矢先、悠二の電話に佐々木から数年ぶりの電話がかかってくる。主人公・悠二役を「his」の藤原季節が演じるほか、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、「King Gnu」の井口理、鈴木卓爾、村上虹郎らが脇を固める。
\哀愁しんでれら/
土屋太鳳ちゃんのドはまり役&熱演(まれのように融通の利かない真面目さ)と低予算に見えないつくり!教師役の青年団俳優好き💛だけど、今の時代にシンデレラストーリー(本当は怖い裏側であっても)や家族幻想・母性神話を見せられるのは(敢えてのモチーフなんだろうけど)私には辛いなという感想。田中圭の面前DVとか身体的虐待よりきついよね…それだけ迫真に迫っている演技なんだけど。
【映画.comより】
土屋太鳳が主演を務め、幸せを追い求める真面目な女性が社会を震撼させる凶悪事件を起こす姿を描いたサスペンス。市役所に勤める小春は平凡な毎日を送っていたが、ある夜、不幸に見舞われ全てを失ってしまう。人生を諦めかけた彼女の前に、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟が現れる。優しく裕福で王子様のような大悟に惹かれた小春は、彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの絶頂へと駆け上がるが……。「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを獲得した企画をもとに、「かしこい狗は、吠えずに笑う」の渡部亮平監督がオリジナル脚本で映画化した。
やっぱり韓国のコメディは振り切っているのに、プロットも、アクションもすべて抜かりがなくて好き💛最近流行なのか「エクストリーム・ジョブ」ばりの黄色いロゴポスターを見て間違いないと思ったら間違いなかった!スカッとして、笑えて、どんよりしている時に超絶おススメ。揚げパン屋を営むアジュンマ(おばちゃん)をオム・ジョンファが演じているんだけど、終始ちゃんと市場のアジュンマらしくって、後半自身の整形(本人堂々とカミングアウトしているサバサバ系)をしっかりネタに盛り込んでいるし、新しき世界の二番手パク・ソンウンが人のいいパソコン修理工である夫を演じていて…「嘘!なんかあるよね(怖)」と思ってしまいますが…見てのお楽しみとして。北朝鮮との分断ネタを「愛の不時着」のように大恋愛ものにしたり、かたや「レッドファミリー」や本作のようにコメディに仕立てたり…ただじゃ起きない国魂…好き💛意外や意外や「シュリ」的展開も!アクションも狭い飛行機内のトイレを使ったり、乗客もいい感じに協力しいるし、乗客のキャラも立ってていい!私はとくにマ・ドンソク主演ドラマ『元カレは天才詐欺師』のイ・ソンビンが好き!
【映画.comより】
韓国の人気歌手で「ミス・ワイフ」「ダンシング・クィーン」など女優としても活躍するオム・ジョンファの主演で、テロリストにハイジャックされた旅客機を舞台に描くアクションコメディ。揚げパン屋を営むミヨンは、パソコン修理工の夫ソクファンと娘と家族3人、つつましくも幸せな生活を送っていた。ある日、景品でハワイ旅行に当選した一家は人生初の海外旅行に旅立つが、搭乗した旅客機には北朝鮮のテロリストが乗り合わせていた。旅客機はテロリストにハイジャックされて危機に陥るが、そこでミヨンの隠されていた能力が覚醒。不審な男を瞬く間に打ちのめすほどの戦闘能力を発揮する。一方、夫のソクファンも愛する妻に見せていない別の顔を持っており、その秘めた能力で旅客機を救おうとしていた。夫のソクファン役を「無頼漢 渇いた罪」のパク・ソンウンが務める。監督は「消された女」のイ・チョルハ。
\すばらしき世界/
おかわり鑑賞。映画の制作日記のような西川美和監督の「スクリーンが待っている」と原作小説佐木隆三作「身分帳」を読んであらためて役所広司演じる三上に会いたくてたまらんくなった!正義感が強いけれど、不器用で無鉄砲な刑務所上がりの三上は正直めんどくさいんだけれど、それでも人とのつながりや、善意やお節介を信じるか…リトマス試験紙のようにつきつけてくる。是枝監督、西川監督、文福組の観終わった後に「それでも、人間っていいな」←語彙wと思える映画が大好き。前回も書いたけれど、全役者ベストアクト!もう2021年のベスト(2月だけど)。
【映画.comより】
「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。
\藁にもすがる獣たち/
大好き過ぎる役者チョン・ドヨン主演と知って予告編も観ずに鑑賞したら、全然出てこない( ゚Д゚)「間違えた?」思った頃にやっと登場。本作では汚れ役(?)だし、着実に年を重ねているのに、どこかに純粋さが残っているように見えるのが魅力、やはり好きだわ。かかわりのないように見える4人がそれぞれ大金をめぐって時系列も崩しながら見せていくので、最初は複雑なんだけれどうまく回収&収束していくのがオモシロい。
【映画.comより】
日本人作家・曽根圭介の同名小説を韓国で映画化し、欲望を剥き出しにした人々が大金を巡って激しくぶつかり合う姿を予測不能な展開で描いたクライムサスペンス。失踪した恋人が残していった多額の借金の取り立てに追われるテヨン、暗い過去を精算して新たな人生を始めようとするヨンヒ、事業に失敗しアルバイトで生計を立てるジュンマン、借金のため家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンは職場のロッカーに忘れ物のバッグを発見する。その中には、10億ウォンもの大金が入っていた。「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンがヨンヒ、「アシュラ」のチョン・ウソンがテヨン、「スウィンダラーズ」のペ・ソンウがジュンマンを演じる。
\あの頃。/
松坂桃李が劔さんを演じるって!?と思ったら、しっかり劔さんらしさが…本当に役者さんってすごい。「すばらしき世界」の熱演もすごかった仲野太賀のクズミンならぬコズミンっぷりも最高。推し(当時で言うオタク)のいる生活、そして”好き”を通じてつながる仲間の最強性…幸せだよね…!同時に好きが高じるほどに、明らかに排他的になり、周囲と距離を生んでしまうのも見せている。今でこそ「推し活」が市民権を得ているけれど、当時煙たがられていたのは明らかにこの排他性であり、ホモソな世界観だもんね。経済的にも社会的にも振り返るとすごくあぶなっかしいモラトリアム期なのに、この先どんなにお金や経験を積んでも繰り返せない豊かさ…タイトル効いている。
【映画.comより】
マネージャーやプロデューサー、ベーシストとして「神聖かまってちゃん」などのバンドや音楽ユニットにかかかわってきた劔樹人の自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を、松坂桃李主演で実写映画化。大学院受験に失敗し、彼女もお金もなくどん底の生活を送る青年・劔。松浦亜弥のミュージックビデオを見て「ハロー!プロジェクト」のアイドルに夢中になった彼は、イベントで知り合ったコズミンら個性的な仲間たちとともに、くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する。しかし時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて離れ離れになっていく。そんなある日、コズミンがガンに冒されていることを知った劔は、かつての仲間たちと再会を果たすが……。「愛がなんだ」の今泉力哉監督がメガホンをとり、「南瓜とマヨネーズ」の冨永昌敬が脚本を手がけた。劔がアイドルにハマるきっかけとなる松浦亜弥役を、「ハロー!プロジェクト」のアイドルグループ「BEYOOOOONDS」の山崎夢羽が演じる。