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2018年8月2日木曜日

7月に観た映画~母になっても映画が観たい~

恒例の前月観た映画シリーズ!7月はカメ止めを2回観に行ったり、単館ロードーショーものが多かったり…「今見逃してはならぬ!」系多しです。特に「カメラを止めるな!」は「SRサイタマノラッパー」シリーズのようにキャスト陣が熱くて、毎回のように勝手に舞台挨拶していたり、そういう現場の息吹がすごく感じられて、映画ってマジ楽し~!!って味わえますた!



〇7月に観た映画〇
沈没家族
ワンダー 君は太陽
カメラを止めるな!
焼肉ドラゴン
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
菊とギロチン
ガザの美容室
夜の浜辺でひとり
カメラを止めるな!


\沈没家族/

今のようにシェアハウスが当たり前に存在するずっと前、保育してくれる人を募集してみんなで子育て。実はマドレボニータのマコせんせいが出入りしていたこともあり、その経験は「産褥ヘルプ」に活かされている。今でもジム・モリソンの顔が入ったトートバックををもつ穂子さん、ジミヘンのTシャツを着た山さんの間に生まれ、たくさんの人に育てられた土くん。一緒に共同保育で育ったしのぶさん(敢えてそう呼びますよw)のお子さんとの会話で「煮詰まった時に逃げ場(優しくしてくれる大人)があったのいいよね」というのが印象的。

監督:加納土「私の母はビラを撒いて、幼い私を育てるため家にいない間、代わりに保育してくれる人を募集した。集まった大人たちで始まった共同保育の取り組みは、「沈没家族」と名付けられた。そして15年が経ち、大人になった私は保育人たちに再び会いにいくことにした。」京都国際学生映画祭にてグランプリ受賞。


\ワンダー 君は太陽/
しょうもない前置きとして…「カメラを止めるな!」を観ようと早めに映画館に行ってチケット購入(ネット購入できないK’sシネマとロサ上映)しようとしたら、夕方の回まで売り切れ!ひーん。色んな方位から激推しされているので早く観たいのですが…。というわけで「ワンダー」を。予告編がガンガン流れているし、ポスター見ても「絶対お涙ちょうだいモノ」でしょ!泣くもんか!と食指が動かず、先延ばしにしていました。が!!ただのお涙ちょうだいモノではありませんでしたよ。障がいによって避けられたり、イジメにあったりするオギーが主人公ではあるけれど、物語はオギーを取り巻く人々(障がいをもつ弟がいる姉だったり、その姉の友人だったり、オギーに人間として惹かれているのに、学校のカースト制度の中でうまく立ち回ろうとする少年だったり、もちろん両親も)が、オギーと出会って成長していく話。なんかとても品よく、オシャレにストーリー展開されているんですよ(って、語彙力乏しい表現なんですが)。押しつけがましくないけれど、やっぱりずっと泣きっぱなしでした。今年は「フロリダ・プロジェクト」「万引き家族」そして本作と子どもたちのゲップが大ブームです!子どもたちと一緒に観て、Let's ゲップ(^▽^)/

【映画.com】全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を、「ウォールフラワー」のスティーブン・チョボウスキー監督・脚本で映画化したヒューマンドラマ。ごく普通の10歳の少年オギーは、生まれつきの障がいにより、人とは違う顔をもっていた。幼い頃からずっと母イザベルと自宅学習をしてきた彼は、小学5年生になって初めて学校へ通うことに。はじめのうちは同級生たちからじろじろ眺められたり避けられたりするオギーだったが、オギーの行動によって同級生たちは少しずつ変わっていく。「ルーム」で世界中から注目を集めた子役ジェイコブ・トレンブレイがオギー役を務め、「エリン・ブロコビッチ」のジュリア・ロバーツが母イザベル役、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソンが父ネート役をそれぞれ演じる。


\カメラを止めるな!/
 やっと見れた!最高かよ!すごい語彙力ない言い方で恐縮ですが「よくできてるー!」全方位からおススメされていたものの、現在2館しか上映していなくて(しかもネットでチケット購入できない!でもこれから渋谷ユーロスペースでも拡大上映らしい!)チケット売り切れで涙を飲んでたのですが、やっと!前情報まったくない方がめちゃ楽しめるので、今回は映画.comのあらすじも敢えて載せず。私もやっと #カメ止め ハッシュタグを楽しみますー。映画が最高だったので十分満足なところに終了後キャストが登場!なにこの #サイタマノラッパー クルー感(笑)。ますます好きになっちゃいました。そしてパンフ(脚本全部載せ40pで800円って超お得!)にサインまで。でも主演の濱津さんが控えめ過ぎて、すごい端っこにサインしてくれたのでインスタだとキレちゃったw。ネタバレにならない程度に、最初の30分ぐらい苦痛かもしれないけれど(笑)、その分オモシロミとカンドウきちゃうよ、耐えて!


 \焼肉ドラゴン/
 真木よう子、井上真央、桜庭ななみの3姉妹なんて、非現実的過ぎるでしょ。でもいいの。父役のキム・サンホ(海にかかる霧、ソウォン、ワンドゥギ、ミス・ワイフ…脇役なんだけれど、いつもいいの!)が観たいのだから。みんな少しずつ血が繋がっていて、少しずつ違っていて、でも仲良くやっている。1969年から1971年の在日韓国人。「国に帰ります!」って帰る村はもうなくなっている。たどたどしい日本語で、ワンカットで自分史を語るシーンが素晴らしかった。深刻なんだけど、最後まで笑いを差し込んでるのもいい!井上真央ちゃんもドスきいててよかったー。それにしても真木よう子、ひどいだろ(あ、役ね)。気があるのに、物分かりいい姉ぶって、それが結局妹を一番傷つけとるんじゃ(あ、役ですけれど)。大泉洋よりひどいよ(役ですが)。

 【映画.comより】
「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。


\バトル・オブ・ザ・セクシーズ/
女子テニスプレーヤーの賞金が男子の1/8だった時代!っていうか、ハリウッド #metoo 問題でも話題になっていましたが、今も、そしてあらゆる業界ではびこっているジェンダー差別。エマ・ストーンがララランドの次に選んだ出演作としてめちゃ楽しみにしていました。金髪もメイクも封印してテニス選手らしく焼けた肌にたくましい歩き方、そしてプレイ…でも滲み出る繊細さ。エマちゃんすごい!実話を元にしているというので、男女の性差の闘いだけに終始していると思っていたら、LGBTやパートナーシップのこともしっかり盛り込まれている。「女性の方が偉いと言うつもりなんてない!ただ敬意を払って欲しい」「あなたに娘はいる?お姉さんはいる?お母さんは絶対にいるわよね。お父さんとお母さんどっちが偉いなんて考えたことある?」深刻ながら色々コメディタッチで、敵(!?)役ボビーもいけすかないヤツながら、弱さを抱えていて憎めないところも…何より最後の落とし所いいな。さすが「リトル・ミス・サンシャイン」の監督! 

【映画.comより】
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが実在のテニスの女王を演じ、1970年代に全世界がその行方を見守った世紀のテニスマッチ「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」を映画化。73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。ギャンブル癖のせいで妻から別れを告げられたボビーは、この試合に人生の一発逆転をかけていた。一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、ある理由から試合に臨むことを決意する。ビリー・ジーン役をストーン、ボビー役を「フォックスキャッチャー」のスティーブ・カレルが演じた。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリス。「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイルが製作、サイモン・ビューフォイが脚本。


\菊とギロチン/

189分という上映時間に躊躇していたところ映画仲間でもある弟ちゃん(っていうか44歳のオッサンだけどな)に勧められたので重い腰を上げた!面白かった!(長いけどw)関東大震災直後の政治状況も混乱に満ちた日本。そこに「エロい」とか「風紀を乱す」と当時も言われていた女相撲が絡んでくる。土俵の女人禁制が問題になっている今だからこそ、おもしろい。彼女たちは全然エロ目的でもなく、女性が抑圧された時代に力をつけたいと本気。そして男たちもみんな政治に熱かった!文学と政治の距離が近い。無政府主義者で詩人(!?)の中濱鐵を東出昌大さんが。「桐島」の宏樹と対照的過ぎる役柄を熱演していて、一々芝居がかっているけれど面白い。あと、「誰も知らない」の韓英恵ちゃんがしんどい役だけど、美しい。

【映画.comより】
「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が、「ヘヴンズ ストーリー」以来8年ぶりとなる自身のオリジナル企画として手がけた青春群像劇。大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。「格差のない平等な社会」を標榜する彼らは、女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。新人力士・花菊役の木竜麻生のほか、東出昌大、寛一郎、韓英恵らが出演。ナレーションを永瀬正敏が務める。

\ガザの美容室/
女たちが美容室に集っておしゃべりを繰り広げる映画に間違いはない!「パーマネント野ばら」しかり「マグノリアの花たち」しかり、ちょっとイメージは変わるけれど「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」も!という私の持論があって予告編を観て気になっていました。おしゃべりをするのはするけれど、ほぼみんな初対面で、しかも全員人生の局面迎えていて、なにより外で戦争って!重いです、ヘビーです。でも、戦わないことによる女性たちの抵抗っていう構図がやはりすごく面白い。

【映画.comより】パレスチナ自治区ガザの小さな美容院を舞台に、戦時下の過酷な日常をたくましく生きる13人の女たちを描いた人間ドラマ。ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールの長編デビュー作で、第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品された。女性客で賑わうクリスティンの美容院。離婚調停中の主婦やヒジャブを被った信心深い女性、結婚を控えた若い娘、出産間近の妊婦ら、様々な女性たちが、それぞれ会話に花を咲かせながら午後の時間を過ごしていた。すると突然、通りの向こうで銃撃戦が始まり、美容院は戦火の中に取り残されてしまう。男たちが外で戦争を続ける中、女たちは他愛ない日常を続けることでささやかな抵抗をしようとする。


\夜の浜辺でひとり/
ホン・サンス監督作品は観終わった後に絶対イラっとする(私はね!)ので、避ければいいのに、でもジワジワっと来て、ついつい観てしまう。撮影時に(大体不倫で)付き合っている女優を主人公に色んなところ歩かせ、色んな友人に偶然出会わせ、久しぶりに飲んで、周りが引くほど酔っ払って口論始めだして、でもなんとも魅力的で、気づくと終わってるっていうパターン。なんだろうね。「クレアのカメラ」公開記念でヒューマントランスシネマでホン・サンス特集をやっていて、しかも入江悠presents「僕らのモテるための映画聖典」podcastにて林さんがお勧めしていたので行ってきましたよ(ちなみに林さんのお勧め度一番低かったんですが、時間的にコレ)。やっぱりジワジワくるー。キム・ミニ惹かれるわ~。「お嬢さん」のように色んな監督作に出演してほしい! 

【映画.comより】「3人のアンヌ」などの名匠ホン・サンス監督のもと、「お嬢さん」のキム・ミニが現代社会に生きる新しいヒロイン像を見事に演じきり、第67回ベルリン国際映画祭で韓国人俳優初となる主演女優賞を獲得したヒューマンドラマ。不倫スキャンダルにより、キャリアを捨ててハンブルクに逃げて来た女優ヨンヒは、会いに来ると言ったまま姿を見せない恋人を待ちながら、自身の気持ちもはっきり分からずに、後悔と欲望を引きずっていた。月日が流れ韓国へ戻ったヨンヒは、旧友たちとの再会をきっかけに女優復帰を考えはじめる。ひとりカンヌンの浜辺を訪れた彼女は、意外な方法で自身の心と向き合うことになり……。


\カメラを止めるな!/

待ちに待った2度目の鑑賞!カラクリを分かった上で観ると更に爆笑&感動ポイント満載過ぎるー!ストーリーがわかっているので、1シーンずつじっくり見ていたら、「父娘モノ」として最後は号泣していたよ!ちなみに8月から拡大公開されるし、シネマロサは上映会数を増やしていたので余裕かましていたら、チケット販売開始時刻(本日まで9:20)には長蛇の列ができていましたよ( ゚Д゚)!1回目上映は自由席で全回満席なのでみなさまお気をつけて!あ、でも8月から拡大公開の映画館はネット予約できるところも多いかな。「よろしくで~す!」 

【映画.comより】
映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品で、前半と後半で大きく赴きが異なる異色の構成や緻密な脚本、30分以上に及ぶ長回しなど、さまざまな挑戦に満ちた野心作。「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描く。監督はオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」などに参加してきた上田慎一郎。とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。2017年11月に「シネマプロジェクト」第7弾作品の「きみはなにも悪くないよ」とともに劇場で上映されて好評を博し、18年6月に単独で劇場公開。当初は都内2館の上映だったが口コミで評判が広まり、アスミック・エースが共同配給につき全国で拡大公開。



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【9月コース】5,12,19,26(水)10:00-12:00 受付中2018/02/28以降)
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【8月コース】2,9,23,30日(木)10:00-12:00 単発受講(3,780円)受付中(2018/2/1以降) 
【9月コース】6,13,20,27日(木)10:00-12:00 受付中(2018/3/1以降) 
【10月コース】4,11,18,25日(木)10:00-12:00 8/5受付開始(2018/3/29以降) 
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【9月コース】8/28,7,14,21日(金)10:00-12:00 定員です。(2018/02/23以降) 
【10月コース】9/28,5,12,19日(金)10:00-12:00 8/5受付開始(2018/03/23以降)
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【9月コース】7,14,21日(金)12:30-14:30 受付中
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1 件のコメント:

  1. 初めまして。

    焼肉ドラゴン、見ました!

    当時の様子が多少なりともわかって良かったです。

    ストーリーも面白かったです。

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