日刊シマン: 漫画『さんさん録』、映画『ラブ・アゲイン』～パートナーシップとコミュニケーション

昨年から今年にかけてより一層漫画と映画に時間を費やすことになりそうで（占星術鑑定により／こちらもいつか詳細書きたい）、少しずつ記録代わりにご紹介していきます。最新作は中々映画館に足を運べない産後女性のために、手に入りやすい旧作、しかも超大作じゃないものを中心にしようと思います。

漫画はまず、『この世界の片隅に』原作こうの史代さんの『さんさん録』（全2巻）

こうのさんの作品の中で一番好きかも。

妻に先立たれた男、参平に遺された一冊の分厚いノート。それは、妻・おつうが記した生活レシピ満載の『奥田家の記録』だった。主夫として第二の人生をスタートさせた、さんさんの未来は、ほろ苦くも面白い!

参平さんが爺さんにしては格好良すぎますが、最後の下りがすごくジーンと来るので、先達の言葉として特にこれから子育てする男女に読んでほしい。

とてもいい夫婦ではあったけれど、やはり妻の存命中はどうだったか？家庭のこと、育児のことを顧みず、うちの中では言葉も少なく、妻はそれをくみ取って…これって、日本の美しき（！？）夫婦関係のように描かれることあるけれど、やっぱりね…生きている間に、向き合っている間に言葉で伝え合うべきでしょう。それを参平さん自身も気づいて…からの最後のくだりは涙なくしては読めません。

これって、「日本のパートナーシップ、夫婦関係ならではかな？？？」と考えていたら思い出した映画が『ラブ・アゲイン』！

40代の生真面目な男カルは、妻エミリーが浮気をし離婚を切り出される。高校時代からつきあっていたエミリー以外の女性とデートもしたことがないカルだったが、ある夜、バーでプレイボーイのジェイコブと知り合い、ジェイコブの助言でファッションや髪型を磨いて新しい人生を歩もうとする。（映画.comより）

こちらもちょっと古いのですが、アメリカでもそうですね！！高校時代から一途に愛し合っているつもりが・・・やはりパートナーシップにも、いやパートナーシップにこそメンテナンスが必要。