思いがけない妊娠にとまどう人たちの相談窓口「にんしんSOS東京」の活動を通して出会った相談者は4774人(4年間)、相談件数18177件。出産を待ち望んでいたり、長い不妊治療の末に至る妊娠がある一方で、思いがけない妊娠にとまどう人たち、父親が誰かもわからなかったり、虐待や性暴行で妊娠に至り、思い悩む人たちもこんなに多くいる…そしてこれは「にんしんSOS東京」という名称からもわかる通り氷山の一角でしかない。
活動していく中での気づきはどんなに支援先や行政につないでも、連絡が途絶えてしまう妊婦たちが少なからずいること。そんな海を漂うような彼女たちを荒波から守り、たくさんの雑多な生き物たちが共存できる「潮だまり」のような居場所を作りたいというのが「Project HOME」にかける思い。
イベントはピッコラーレ代表理事中島かおりさん、PIECES代表理事小澤いぶきさんからの「Project HOME」概要紹介があり、後半は楽しい分科会…もとい文化祭のようなノリで「まちの保健室」「韓国視察レポート」←一歩も数歩も進んでいる韓国の”未婚”母子支援の現状が知れて非常に興味深い!「軽食コーナー」←これまでの活動で人気のあったお惣菜をビュッフェ形式でいただけて、めちゃ美味!「HOMEのない妊婦の想い音楽&映像」と盛りだくさんでした!
子どもの虐待事例で最も多いのは、生まれたその日に亡くなってしまう赤ちゃん。第15次報告によると14/52人中。その中で母子健康手帳未交付は13人、妊婦健診未受診は12人という数字。世界有数の安全に出産できる国である日本だけれど、「母子手帳交付までの」支援が行き届いていない…。これはマドレボニータが活動する理由、産後のケアが行き届いていないというのとまさに同じ。「切れ目のない支援」の前後…日本の母子保健制度の大きな課題だと思います。
ただでさえ不安な妊娠中という時期に、彼女たちが少しでも安心できる居場所づくり、これが何よりの胎教でもあります。そんな居場所づくりを「寄付」という形でも応援したり、参画できます!私も早速賛助会員になりました!
●産後ケア教室@赤羽(水)●( )内は4回通して同伴可能なお子様のお誕生日
【12月コース】11/28,12/5,12,19日(木)10:30-12:30 満席です(2019/5/23降)
【1月コース】休講
【2月コース】6,13,20,27日(木)10:30-12:30 12/5受付開始(2019/8/01降)
●産後ケア教室@吉祥寺(金)●
●マタニティケア教室@吉祥寺●
◆『産褥記 産んだらなんとかなりませんから!』発売中です。
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