サイボウズで開催された「子供は親を選べない~虐待の家に生まれて~」に参加しました。インタナリバティ(internaReberty)プロジェクトという児童虐待の実態を世の中に発信し、痛ましい事件をなくしたい、という思いから立ち上がった虐待サバイバー3人による企画です。
今回も会場となったのはサイボウズ!児童虐待防止にテクノロジーの力をつかって、尽力されています!→南丹市では児童虐待防止の地域連携にkintoneを導入!
深刻な話で、時に辛い症状を発することもあり得る内容…なだけに、このサイボウズさんのオフィスはありがたいです!ちなみに11/29金にはピッコラーレ(旧にんしんSOS東京)さんによる「漂流妊婦のための居場所づくり project HOME 発表イベント!」があります。私はコチラも参加します。
虐待防止の講座にはこれまでも何度も参加したり、開催したこともあるのですが、こうして虐待を受けた当事者が生の声を発する機会というのは、本当に貴重でした!こうして声をあげてくださったインリバのみなさん、本当にありがとうございます。
↑インリバのヤマダカナンさんの漫画。おススメです。特に講演のタイトルになっている「子供は親を選べない」についての思い。作品の中でカナンさんが妊娠中に本屋で見たフレーズ「赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてきます」に動揺し、本を投げつけたくなる衝動に駆られるシーン…”私だって(虐待する親じゃなくて)優しいお父さんお母さんのもとに生まれたかったよ”には私もともに衝撃を受けました。世間では耳障りよく聞こえるフレーズの数々…当事者にとっては!?私たちは本当にわかっているようでいて、わかり合えていない。だからこそ、こうしてお互い膝を突き合わせて声を聴く場が大事なのだと思う。
勇気を出してこうして声を上げてくださる機会が本当にありがたかったです。参加できなかった方もぜひ「母になるのがおそろしい」でリアルな声を読んでほしい。
お三方のトークのあとはDVと性差別のない社会をめざして活動されているAWAREの事務局長吉祥 眞佐緒さんを交えてトークセッション。その前にまずはDVと虐待はセットで考えられることを解説されました。DVの被害女性がよく発する「子どものためにも別れない」という理由…でもDVの緊張感&恐怖がある中で子どもは安心して育つことができるか…わかりやすい面前DVでなくても、子どもに直接手を出さなくても十分な(!?)虐待につながっている。AWAREでは日本ではまだまだめずらしい加害者プログラムも開催しています。
写真はないのですが、当日は会場にて児童虐待をテーマにした長谷川美祈さんの写真も展示されました。静かに心に訴えかけてくる写真の数々でした。
第3部では参加者同士でグループを作り、1)虐待をなくすためにはどうしたらいいか?2)今日からできる自分なりの支援は?意見を出し合うワークを行いました。もちろん解決策がすぐに出せるわけではないけれど、「お話聴かせてくれて、ありがとう」で済ませずに、そこから自分が何を一歩踏み出せるか、言葉にしながら考えていく時間がとてもよかったです。一緒のグループを組ませていただいた社会福祉士や古書店を営業されている方、養親されている方など、縁がつながったのもありがたい!当日の様子はNHKニュースで放映されました。
虐待、DVをまずは知ろうとすること、これも防止への小さな一歩になるのかと思います。また講座などあったら紹介していきます。
●産後ケア教室@赤羽(水)●( )内は4回通して同伴可能なお子様のお誕生日
●マタニティケア教室@吉祥寺●
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◆11/12(火)10:00-11:00 大泉にじのいろ保育園 (西武池袋線大泉学園駅徒歩15分・バスあり)2019/4/16以降生まれのお子さんはご同伴いただけます。
◆『産褥記 産んだらなんとかなりませんから!』発売中です。
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