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2017年10月14日土曜日

映画『ドリーム』育休中&ワーキングマザーにぜひ観てほしい

母になっても映画が観たいシリーズ…いや、母だからこそ観て欲しい映画『ドリーム』を。(ちなみに映画情報とか食べ物、飲み物情報wはInstagramに集約しています)産後クラスでもことごとく激推ししております。1960年代NASAの研究所で働く黒人系女性(黒人そして女性という二重のハンデ、さらに主人公はシングルマザーでもある)を背負った3人が「学び」続けることで「前例」を作り出していくストーリー。

1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。(映画.comより)


<こちらアメリカ版のポスターなんですが、日本版より絶対かっこいい。だって60年代のファッションと彼女たちのヒールが闘いの象徴でもあるんですもの!ちなみに下が日本版ポスター>

NASAの研究所で働くっていうと、遠い世界の話のように思えるでしょ。けれど彼女たちも一人親として3人の娘育てていたり(で、夜遅く帰宅したら「姉ちゃんだけ一人ベッドでずるい」とかちっちゃい姉妹喧嘩してたりw)、黒人女性初のエンジニアを目指して白人しか受け入れない学校に入学しようと奮闘するのに、肝心な夫からは「え?女なんだから行かなくていいんじゃね?」みたいなこと言われたり😡(しかもコノ夫、人権問題運動で活動していたりするという)…現代女性の悩みと変わらないんですよ。だからこそ観てほしい。


原題は『ヒドゥン・フィギュアズ(Hidden Figures)』っていうタイトル=「隠された、知られざる人たち」で半年近く前にTBSたまむすびの町山さんのコーナーで紹介されていて、絶対観ようと思っていたものの、単館ロードショーを優先して後回しにしていて、もったいなかった!

アメリカでは『ラ・ラ・ランド』を超える興行収入!というのも、黒人家庭のみならず色んなマイノリティが子どもや生徒を連れて観に行ってるそう。私も長女、二女あたり連れてもう1回観に行くつもり(小学高学年以上の女子母ぜひ!)。


ちなみに左のオクタビア・スペンサー(映画『ヘルプ』のミリー!)は映画館を買い上げ(!)ひとり親家庭の子どもたちを招待したそうです!ホントかっこいいよ!

日本では有名な俳優が出ていないことや、邦題が決まらなくて、公開が遅くなったようです。といっても、ケビン・コスナーが出てるし『ヘルプ』や『ムーンライト』の女優が出てるんだけどね。


上の写真は大好きなシーン。『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー達より断然カッコいいでしょ!このシーンで見えるように彼女たちの偉業は決して、一人のし上がるためでなく、仲間たちとともに進もうとすること!

「前例がないから」と権利を突っぱね無意識の差別をしてしまう人間たち、そして屈してしまう人に達…って、そちらが大多数なわけだけど、彼女たちの勇気ある行動と、学びは裏切らない。


彼女たちの逆境に立ち向かう努力もすごいけれど、無意識の偏見や差別をしていた白人男性の中で気づき、行動を起こした人もすごいんです。「白人」と「有色人種」のトイレが別々になっている社会で育ってきたもんだから、”悪気なく”差別をしている。けれど気づいた時に、その差別を取り除く行動を起こせるか、否か!?これって実は被差別者と同等、いやそれ以上に勇気のある行動かも。なので、育休明け女性を迎え入れる職場の人たちにも観てほしいなー。


『ヘルプ〜心がつなぐストーリー』映画館になかなか行けない方はまずDVDでこちらを。ちなみにヘルプはメイドのような意味。今をときめくエマ・ストーンちゃんが主人公ですよ。


『ムーンライト』こちらもDVD化されているので、ぜひ。黒人初のエンジニアを目指すメアリー役のジャネール・モネイがいい役どころ出てます!




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